ギャグとは破壊である。ギャグ漫画界の風雲児”赤塚不二夫”、共に生きた方々が語る不滅の精神

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赤塚不二夫 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

元フジオ・プロメンバーや各界の関係者、ファン達が、赤塚不二夫と赤塚作品の魅力を語り尽くす。
記載者一覧を紹介(敬称略)。

赤塚不二夫の縁者達

・赤塚りえ子
 赤塚不二夫の娘で美術家。現フジオ・プロダクション社長。

・高井研一郎
 石ノ森章太郎が企画した「東日本漫画研究会」通じて赤塚不二夫と知り合う。 
 手塚治虫のアシスタント等→赤塚不二夫のアシスタント。漫画家。
 著書「総務部総務課山口六平太」など。

・古谷三敏
 手塚治虫のアシスタント等→赤塚不二夫のアシスタント→フジオ・プロダクションの主要人物→独立。
 漫画家。著書「ダメおやじ」「ぐうたらママ」など。

・北見けんいち
 赤塚不二夫のアシスタント→フジオプロの主要メンバー。漫画家。著書「釣りバカ日誌」など。

・土田よしこ
 フジオプロのアシスタント→赤塚不二夫のアシスタント→独立。漫画家。著書「つる姫じゃ~っ!」など。

・タモリ
 新宿のバー「ジャックと豆の木」で披露していたタモリの芸に赤塚不二夫が惚れ込み、自身のマンションと車の使用権を引き替えにタモリを東京に引き留める。赤塚不二夫のテレビ番組に出演し、芸能界デビュー。
 

・藤子不二雄A
 漫画家。トキワ荘で赤塚らと過ごし、ともにスタジオゼロを設立。

・足立正生
 映画監督・俳優。飲み屋で赤塚と知り合う。
 国際指名手配、投獄を経ても交流が続き「ニャロメのチャップリン」共同作成を願うが赤塚不二夫の逝去により叶わず。
 

・細野晴臣
 音楽家。赤塚不二夫の娘を介して間接的に交流。

・山下洋輔
 ジャズピアニストで作家。「ジャックと豆の木」で赤塚不二夫と交流。赤塚作品のファン。

赤塚作品を語る(:以降はまとめ者の独断と偏見による記載者短文紹介)

・村上 隆(美術家):赤塚漫画をモチーフにした作品を作成
・石野卓球(ミュージシャン):自称バカ田大学DJ科卒
・宇川直宏(映像作家):自称バカ田大学VJ科卒
・深沢七郎(作家):著書「みちのくの人形たち」で谷崎潤一郎賞を受賞
・竹熊健太郎(編集者):現京都精華大学国際マンガ研究センター教授
・みなもと太郎(漫画家):代表作「風雲児たち」
・平岡正明(評論家):著書「浪曲的」で斎藤緑雨賞を受賞
・春日武彦(精神科医):産婦人科医を経て精神科医へ。著書多数
・岡崎乾二郎(造形作家):現武蔵野美術大学客員教授
・鈴木 泉(哲学):現東京大学哲学研究室准教授
・原口正宏(アニメ研究科):現東京工芸大学非常勤講師
・丸谷才一(作家):芥川賞、谷崎純一郎賞等多数受賞
・金井美恵子(作家):代表作「文章教室」など
・長嶋 有(作家):著書「猛威スピードで母は」で芥川賞を受賞
・山本精一(ミュージシャン):ライブハウス「難波ベアーズ」店長
・足立守正(漫画批評)
・曽根 賢(作家):ビスケン。著書「バースト デイズ」他
・吉田アミ(前衛家):ソロアルバム「虎鶫」等を発行
・会田 誠(美術家):赤塚作品からイメージしたイラストを寄稿
・タナカカツキ(漫画家):現京都精華大学教員。カプセルトイ「コップのフチ子」企画原案
・ばるぼら(ネットワーカー):著書「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」他

感想

すさまじい。の一言に尽きました。 有害と指定されそうな側面もありますが、それだけではないエネルギーと人間臭い魅力にあふれ、閉塞的な今の時代だからこそ、「赤塚不二夫」が求められているのだ、と感じ入りました。

本書は刊行直前に赤塚不二夫先生が亡くなられ、急遽追悼誌とされたそうです。
まとめは、対談者などの略歴を独断と偏見で掲載させていただきました。
天才は(本人に教育の素養があるなしに関わらず)後人を育てる。と聞いたことがあり、この本を読んで、これだけの方に影響を与えた赤塚先生は、やはり天才だったのだと感じ、このようなまとめにさせていただきました。間違いや失礼がありましたらご指摘願います。

赤塚先生がギャグ漫画家として大成するきっかけを作った昭和大ヒット曲「スーダラ節」のエピソードも面白く、時代の流れ、昭和高度経済成長期の閉塞感が垣間見れます。未来に残したい一冊でした。

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