三島由紀夫 豊饒の海(二)

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奔馬―豊饒の海・第二巻 (新潮文庫)

この小説は三島由紀夫の晩年先である。この本を読む前に読むべき古典作品があるといわれたがしかし第一部は以前に読んだためにせっかくなら読み始めたら全部読もうと思って読んだ。飯沼という人物が「神風連史話」に心酔して腐敗した政治、疲弊した日本社会を変革せんと躍起を計画する。それは無謀な作戦でありほとんどの人が理解できるぐらいであったが飯沼は躍起を実行しようとする。しかし集めた部隊は結局実行しようとせず頼りにしていた青年将校は特に無謀さうぃ知って自分の転属命令を理由に計画の中止を求め、愛していた人物からも止められる。つまり何もかも幻だったのである。本多も判事をわざわざやめて弁護を買って出た本多の弁論も弁護士の立場上で飯沼はただの若気の至りとして裁判でも扱われた。さっきいったように最初から最後まで世間が幻にしてしまった。しかし飯沼は、最後に実行した。結局は彼の勝利である。自ら死ぬことで彼の神風連を体現したのである。

感想

今の日本人では理解しがたい話なのかもしれない。この思想は西郷隆盛や特攻隊の思考法にも共通している。この思想に共感できるのは今の日本には少ないと思われる。

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