毛沢東死後の中国 鄧小平と江沢民

630views韓非韓非

このエントリーをはてなブックマークに追加
キッシンジャー回想録 中国(下)

やはり私が予測した通りに鄧小平からのスタートだった。やはりさすがというべきか。ハーバード大学で大学史上でも優れた論文を書いていたと聞いたからやはり彼の洞察力と推察力は見事なものだと言わざるを得ない。鄧小平は、毛沢東死後の中国を見事に発展された。大躍進政策と文化大革命によってかなりの後進国となったが偉大な現実主義者である鄧小平だからこそそのような状態でも中国を発展させることが出来たのである。彼は市場原理をいち早く取り入れ、見本を韓国、日本、アメリカという発展した資本主義国家をモチーフにした。

特に彼が目をつけたのは日本のようだ。日本ではまだ世界を圧倒していた資本主義国家であった。鄧小平は社会主義という中国共産党が持つイデオロギーと戦いながら上手く調和するように屈指の頭脳を用いて見事に中国に市場原理を取り入れた。

勤勉な中国人は真っ先に資本主義に適応した。鄧小平にスローガンは金儲けをして豊かになろうということである。資本主義なら当たり前のことである。日本ではこれがなくなりむしろ社会主義国家になってしまっていると危惧したりしている。

しかし彼は天安門事件という失態を起こしてしまった。これは世界が賞賛していた鄧小平であったがかなり国際的な批判を受けている。あの時に民主化は不可能だったことだと思うがさすがに戦車でデモ隊を撥ねるはやりすぎだろうと思った。

その後は江沢民が国家主席となり経済成長を率いたのだが、彼は周恩来や毛沢東、鄧小平といったようにカリスマ的な人物ではなかったが非常に有能な人物であった。非常に読書家で知識と教養はあったし英語などの語学も堪能だった。

胡錦涛もそこそこ有能な人物であった。この人は特に多くは書かれていなかったために詳細は書かないことにする。

中国は見事に経済大国となったがまだ深刻な少子高齢化や公害問題、深刻な貧富の差があるがこれからの中国はどうなるであろうか。楽しみではある。

感想

近代を中国を理解する上で必読書です。とても分かりやすく深く中国のことが書かれている。

キッシンジャー回想録 中国(下)

キッシンジャー回想録 中国(下)

  • ヘンリー・A.キッシンジャー

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く