コンスタンティウスとユリアヌス

394viewsnakagawanakagawa

このエントリーをはてなブックマークに追加
ローマ帝国衰亡史〈3〉コンスタンティヌスとユリアヌス (ちくま学芸文庫)

この章ではコンスタンティウスの統治時代かたユリアヌスまでを書いている。コンスタンティウスはアウグスツゥウスの再来ともいうべき人物だ。勤勉、忍耐、推察力、統治力、政治力を見事に備えた人物であり偉大な現実主義者である。晩年は迫害など汚点はあるのだが非常に優れた統治者であった。その次は息子が皇帝となるが親と違ってあまり皇帝としての素質はなかった。偉大な人物の息子でも必ずといっては偉大ではなくむしろポンコツが多いような気がする。

ユリアヌスは勤勉、清潔、真面目、禁欲などを備え国のことだけを考えた人物である。政治的な姿勢だけを見るとヒトラーに似ているような気もする。長きにわたって監禁生活だったようだがそこでギリシア文学などを読んで教養を身に着けたようである。しかしアリストテレスの「真の美徳は両極端の中間である」ということを忘れ極端な行動もしてしまっていたようである。

ユリアヌスの時代が書かれている箇所は途中で終わるがペルシア遠征のところは4巻で期待するとしよう。

感想

ギボンは極めて読みやすくて美文であり優れた歴史書だ。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く