マンガが描けなくなるからとお酒をやめた、アルコール依存症のまんしゅうさんの依存症体験記

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アル中ワンダーランド

お酒で得られるものは、心地よい眠り、ストレス解消、自分へのご褒美など人それぞれです。まんしゅうさんの場合はお酒を飲むと違う自分になれるから、だったようです。
『お酒を飲むと、強気というか、気が大きくなるのは事実です。私はあまり自分の本心を人に見せませんし、しゃべっても面白くない人間だと思うんですけど、お酒を飲むとたちまちフレンドリーな人間になるんです。』

そこに幸か不幸か、漫画家として売れ出し、次々と仕事がやってきた、という事情も重なってアルコールが止まらなくなったそうです。
『私はこれまで主婦として、パートして、家事やって、庭いじりしながら、普通に暮らしていました。ブログが話題になって、漫画・イラスト仕事が多数舞い込み、お酒に逃げるまでは本当に、普通の主婦だったんです。何が起こるかわかりません。だから人生は楽しくて、茨の道です。』

そして、連続飲酒に伴う生きづらさが、ギャグ要素満載で描かれており、まさしく「笑えるけど笑えない」。
『ケータイを失くすー。
もしかしたら、人との関わりを断ちたかったのかもしれません。
メガネを失くすー。
もしかしたら、いろいろなものを直視したくなかったのかもしれません。
傘をよく失くすー。
もしかしたら、雨に濡れて人知れず泣きたかったのかもしれません。
私はこの頃、ひたすら闇の中を生きていたのです』

回復の道のりで、著者の弟さんの
・ ものを言うときははっきり
・ しらふのときに伝えて
・ いい意味で責任を自覚させ
・ いくつか選べるように選択肢を示し
・ 共感を忘れず
・ 褒めて伸ばす
が役立ったことも、当事者目線でうまく描かれています。

感想

耳が痛いのに温かい、弟さんの言葉の数々。とても感動しました。

アル中ワンダーランド

アル中ワンダーランド

  • まんしゅうきつこ

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