不安と孤独でいっぱいの「ワンオペ育児ママ」を救い、ハッピーにする一冊

475viewsせせらぎせせらぎ

このエントリーをはてなブックマークに追加
子育てに大切なのはお母さんが楽しく生きることです。

子育てとは、自分で自分を幸せにすることができる人を育てることです

ママが楽しければ、子どもはすくすく育つ!

親やご近所の助けもない現代の子育てママの悩みは尽きません。たとえば……。

ぐずぐずして、なかなか言うことをきかない。すぐ子どもをしかってしまう。子どもの性格が理解できない。きょうだいの性格がまるでちがう。子どもの才能をどうやって見つけ、伸ばしたらいいのかわからない。夫が子育てに積極的ではない。

「ワンオペ育児ママ」は、「いい子に育てなくちゃ」「いいお母さんになるんだ」とがんばっていますが、そんな無理が積み重なってストレスを溜め込みイライラするのです。そんなお母さんに、「毎日をらくで幸せな気分で生活することです」と著者は言います。子どもをしかるより、まずはお母さんが楽しく生きること、幸せになることを優先しましょう、と。

なぜなら、子どもはお母さんを見て育つから。子どもは世界でいちばんお母さんを愛していて、そんなお母さんが幸せだと、子どもは自分が生きるこの世界を肯定でき、それが子どもがすくすくと育つ土台になる、というのです。つまり、子どもにとってほんとうにいいお母さんとは、「お母さんは幸せ」と子どもが感じられるお母さんというわけです。

子どもをありのまま、すべてを受け入れる

いま、親のお仕着せの「いい子」の期待にこたえられず、「自分はダメだ」と卑下する自己肯定感の低い子どもの多いことが問題になっています。自己肯定感は人として充実して生きていくのに欠かせないものです。

自己肯定感を育むには「いい子になりなさい」ではなく、「ありのままのあなたでいいのだよ」と、子どもを丸ごと受け入れることだと著者は語ります。

「たとえば、テストの成績がいい、明るい性格、親の手伝いをよくするといった子が〝いい子〟と呼ばれます。そんな〝いい子の条件〟のハードルを越えられなかった子どもは、自分をダメだと思い、自己を肯定できなくなってしまうのです。このように一定の条件を満たしたことにだけ〝いい子〟と認めるのではなく、能力や性格などの弱点や苦手なことも含めて、条件を付けずにありのまま子どもを受け入れることです」

では、親はどういう子育てを目指せばいいのでしょうか? つぎの著者のことばに眼からウロコをポロリと落とす読者も多いと思います。

「それは親や社会が期待する〝いい子〟をつくることではありません。子育てとは、自分で自分を幸せにすることができる人を育てることです」

子どもがぐずぐずしたり、言うことをきかないのは、素直ではない性格とか、お行儀のよくない子というわけではありません。子どもはことばでうまく表現できないので、態度で示すのです。それは「ぼくの気持ちわかって」というお母さんへのサインだと。そのサインに気づけば、子どもはあっというまにかわると言います。

よろこんで子育てをする夫に変身させる秘けつ

イクメンが注目されていますが、多くの夫は育児・子育てに積極的ではない、という不満をお母さんから耳にします。そんな夫が子育て大好きになる3つのポイントをあげています。この3つを実行すると、夫が育児を引き受けるだけではなく、家庭が明るくなり、それによって、子どもが健全に育つ環境が生まれるといいます。

また、上の子、真ん中の子、下の子、それにひとりっ子という、それぞれの子どもの気持ちにあった子育てのポイントを紹介しています。

とくに子育てがはじめての「ワンオペ育児ママ」にはおすすめの本だと思いました。

感想

著者は30年以上のキャリアがある心理カウンセラー。子育てに悩むお母さんたちの信頼が篤く、横浜を中心に首都圏で開かれる「子育て講演会」の超人気講師だとか。机上の理想論ではなく、生身のお母さんたちの気持ちに寄り添ったことばに説得力がありました。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く