世界によって自分が変えられないようにするために

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永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)

私らは侮辱のなかに生きている.
確かにそうだ.
白井氏は,多いに憤り,革命が起こらないことに不満である.

氏は,自らの命をかけても護るべきものを主体的に見いだせと仰る.
たいへん立派で高邁なお考えと思う.
氏の憤りは本物であるはずだ.遠からず,自らが命をかけて革命を起こされる日が来ることだろう.
先ずは,世界によって自分が変えられないようにするために,このような本を上梓されたことを僭越ながら讃えたいと思う.

感想

大衆に向けられた本御高説に,一点,大衆である私にとって不可解な議論がある.
それは,169ページ,日米安保条約があからさまな不平等条約となった理由について,
昭和天皇が米軍駐留を切望したことを挙げていることだ.
氏は,国政は,国益,この場合は戦勝国である米国の国益のみで決まると繰り返し説いている.
この当然の前提のもと,昭和天皇の希望の有無を議論することに何の意義があるのだろうか?
こんなことは,どうとでも言えることであることは明白である.
私には,天皇に対する失望を大衆に植え付けるといった下劣な意図しか読み取れない.

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