さよならポリファーマシー

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今日から取り組む 実践! さよならポリファーマシー

ポリファーマシーについての疑問を解消!

本書は、ごく標準的な現場の薬剤師が今欲しい情報を盛り込み、現場で即戦力として使え、かつ無理なく取り組める内容で構成しています。
ポリファーマシーがなぜ問題なのか、患者から何をどうやって聞き、医師にどう伝えるか、疾患ごとの減処方の知識など、幅広い内容で組み立てていますので、ポリファーマシーについて基礎から学び、今日から即実践したい方にお勧めです。

本書を読む前に知っておきたい知識

ポリファーマシーとは

「多薬剤処方」のこと。明確な基準はありませんが、「必要以上に」薬をのんでいる状態をさします。単に服用しているお薬が多いことを指すわけではありません。“不適切に”多いお薬が、健康をはじめ医療費等に多大な影響を与えることを指すと言われています。

何が問題か

①医療費の高騰
医療費などの増加や入院期間の延長が指摘されています。薬剤費を押し上げ、残薬など薬剤費の無駄も発生します。

②相互作用
併用薬剤の種類が増えるほど相互作用や有害事象の確率が高くなり、転倒や頻尿、認知機能の低下がみられるケースもあります。
薬剤併用数が増加するほど、使用者の薬物有害反応発症リスクは増加します。

どうしてこういったことが起こるのか

高齢者を中心に複数の疾患を抱える患者さんが増加し、複数の病院、診療科に通院することで起こりやすくなります。
複数の疾患を抱えていると、どうしても服薬が増えてしまう傾向があります。
例えば複数の医療機関を受診し、相互に処方内容を把握できない場合などは同じお薬が処方されてしまう可能性もあります。

解決策は

超高齢化の日本において、ポリファーマシーは社会問題です。そして、この対策に期待されているのが薬剤師です。
①薬局で処方を一元管理
「かかりつけ薬剤師」として、担当患者のすべての薬剤情報を管理する

②お薬手帳での管理を勧める
患者さんに「お薬手帳」の重要性をしっかり説明する必要もあります。
お薬手帳は、患者の薬剤情報を一元管理するのに便利なツールです。

③服薬コンプライアンス向上を支援
服用時点ごとに薬を「一包化」することで、服薬コンプライアンスを大きく向上させることができます。「剤型の変更」も、服薬コンプライアンス向上に役立ちます。

④処方薬のチェックと適正化
多剤併用であるほど、薬物間相互作用に注意が必要です。
最近は、高血圧、高脂血症の配合剤が多数発売されているため、同成分が重複するケースもあります。

⑤副作用は起こっていないか
腎機能が低下している患者、70歳以上の高齢者の場合、腎排泄型の薬にも注意が必要です。
通常より血中濃度が上がりやすくなるため、副作用の発生する確率が高まります。

⑥減薬を検討する
処方を削ることはリスクや責任が伴うため、躊躇する医師も少なくありません。
薬剤師は患者から情報を引き出して、医師に情報提供していくべき。

薬剤師がポリファーマシーに関わる上で重要なのは、やはり「医師との信頼関係」だと思います。トラブルを避け、医師に話を聞いてもらうためには、日ごろから「医師との関係づくり」を行っていく必要があります。

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