なかなかのタブー

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言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

この社会にはきれいごとがあふれている。人間は平等で、努力は報われ、見た目は大した問題ではない—だが、それらは絵空事だ。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、口に出せない、この不愉快な現実を直視せよ。

1 努力は遺伝に勝てないのか

遺伝にまつわる語られざるタブー

犯罪心理学でサイコパスに分類されるような子供の場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。しかもその環境は子育てではなく友達関係のような「非共有環境」の影響とされた。この結果が正しいとすれば子供の極端な異常行動に対して親ができることはほとんどない。親の責任とはたまたまその遺伝子を自分が持っており,それを子供に伝えたということだけだ。

「頭がよくなる」とはどういうことか—知能のタブー

親の収入と子供の学歴の関係は

2007年10月,DNAの二重らせん構造発見してノーベル医学生理学賞を受賞した分子生物学者ジェームズワトソンの発言がイギリス紙sunday times magazine 一面に掲載された.そこでワトソンはアフリカの将来については全く悲観的だとして社会政策はすべてアフリカ人の知能が我々の知性と同じだという前提を基本にしているが,全ての研究でそうなっていうわけではない.黒人労働者と交渉しなければならない雇用主ならそうでないことわかっていると語った 。

幸福のホルモンと呼ばれるセロトニンは脳内の濃度(セロトニンレベル)が高いと楽天的になりレベルが下がると神経質で不安を感じやすくなるとされる.このセロトニンを運搬するトランスポーター遺伝子には伝達能力が高いL 型と,伝達能力が低い S 型がありその組み合わせで ll 型, sl 型, ss 型が決まる.この分布は大きな地域差があり,日本人の場合約7割が ss型で ll 型は2%と世界で最も少ない.これが日本人にうつ病や自殺が多い遺伝的な理由だとされている。

2 あまりに残酷な「美貌格差」

驚くのは容姿の劣る男性の場合で,平均的な男性に比べてなんと13%の収入が少ないのである.女性の場合は4%だから,醜さへのペナルティは3倍以上にもなる.なぜこれほどまでに男性は容姿で差別されるのだろうか 。
それは美貌ではなく暴力のせいだろう。

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