決して表に出てこない日本社会のタブー

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夜這いの民俗学・夜這いの性愛論

夜這いの風習

  • 日本には、昭和の戦後辺りまで夜這いの風習があった。

  • 風習ということは、個人の趣味ではなく地域全体の文化として一定のルールのもとに行われていたということを意味する。

  • 一定年齢以上の女は自分の体で若い男を性的に教育し、壮年の男は女を訓練した。

  • 自分の娘の最初の体験を伯父や地域の有力者に、息子の場合は伯母などに依頼することもあった。

  • 条件さえ満たしていれば年齢は関係なく、また独身か既婚者かも問題にはならず、少年少女を性的に教育することは、地域の大人の務めだった。

夜這いの実態

  • 地域の若者組に入ると夜這いデビューとなる。

  • 最初は年上の者に色々と配慮してもらうが、いきなり相手を用意してもらって事に及ぶ地域もあれば、年上の者に同行し、事が済むまで部屋の外で待たされるような地域もあった。

  • 何らかの理由でなかなか順番が回ってこない時には、親が若者組に息子のデビューを催促することもあり、子供の性体験は親にも地域にも筒抜けだった。

  • 女のほうでは、夜這いの相手をするための資格があった。

  • 月経があったらという地域や、陰毛が生えたらという地域もあった。

  • 女にも若者組があり、年長者が性器を確認して許可を出せば夜這いを受けられるようになり、早い場合は十歳ほどで夜這いを受けるようになった。

  • 処女の場合、男が夜這いの権利を争ってトラブルが起こることも多かったが、逆に男の最初の相手になることを楽しみにする女もいた。

夜這いの弊害

  • 現在でも、「田舎ではセックスの他に娯楽が無い」などと地方の出身者が自虐的に語ることがあるが、当時はまさにその状況だった。

  • 農村にとっては地域の祭が最大の楽しみであり、盆踊りの際には近隣の村からも男女が集まり、いわゆる乱交騒ぎになった。

  • 共同体の中のあらゆる男があらゆる女と関係を持っていたため、女が妊娠した場合、誰の子供かわからないことが多々あった。

  • しかし、農作業には人手が必要だったし、そのような性文化の中では共同体の全員があたかも家族のようなもので、事を深刻に考えることもなく、いつの間にか誰かが引き取って育てていた。

語られない夜這い文化

  • 現在では、こういった分野の話はメディアでも一切出てこない。

  • 地域によっては戦後まで存在していた風習であり、実情を知る人間は間違いなく生存しているはずだが、全く出てこない。

  • つまり近現代の日本社会は、こういった風習や文化があったことを「先進文明国として恥ずべき負の歴史・文化」と考え、タブー視している。

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