作れば良いというわけではない

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施設参謀―――建設リスクを経営資源に変えるコンサルティング

 プロジェクト・マネジメント(PM)やコンストラクション・マネジメント(CM)を請け負う会社の社長が書いた本だ。本書の主張をおおざっぱに纏めると、次の通りになる。

 施設建設と言えばゼネコンだが、現代の建設は水平分業が進んでおり、部分部分の知見は蓄積されても、建設プロジェクト全体の運営に関する知見は溜まりにくい。さらには、ゼネコンの興味はいつまでにどこに何を建設するかに集約されるため、何のために作りいくら稼ぐかという部分は考えない。
 一方で、経営コンサルは何のために作りいくら稼ぐかという部分は考えるが、実際の施設計画に落とし込む作業まではしてくれない。その間を繋いで全体を考えるのが施設参謀という存在らしい。施設戦略を立てる際には、事業戦略のみならず事業運営まで考慮して立案するため、施設を作らずに対応するという結論にも達しうると言う。

 資産売却時のデュー・デリジェンスだけで無く、改修時の構造計算の見直し時にも必須のため、竣工図書を完全にしておく重要性にあらためて気づかされた。

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