うつ病~服薬指導・生活の工夫編~

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うつ病の人の気持ちがわかる本 (こころライブラリーイラスト版)

要点まとめ

患者指導にあたっての注意点

主治医との連携を図り、患者にどのような説明を行ったかを確認した上で、患者やその家族に対して服薬指導や生活指導を行うことが大切である。

服薬指導について

抗うつ薬は副作用を抑えるために少量から服用を開始し、患者の状態や薬の効果などを見ながら必要な量まで徐々に増量する。
うつ病は一進一退を繰り返しながら回復へと向かうため、症状が改善したと感じたとしても自己判断で中止しないように説明する必要がある。

服用時の注意点

抗うつ薬は服用により眠くなることがあるため、自動車の運転や危険を伴う機械の操作は避けるようにしなければならない。

休養の取り方

休養はうつ病の誘因となるストレスから解き放すための療法として最も重要であり、できるだけ早く疲れている心と身体を十分に休ませることが大切である。また、うつ病からの回復のためには、発症のきっかけとなるストレスの多い環境を変えていく必要がある。
環境調整では、家族、職場の上司などの協力は必要であり、また、身近にいろいろなことを気楽に相談できる人がいるようにすることも大切である。例えば、過度の労働や人間関係のストレスが発症のきっかけとなっている場合は、仕事量を減らす、職場を変えるなど対応していく必要がある。

休養中の生活

休養中は何もせずにのんびりと過ごし、心の疲れを癒すために睡眠をたっぷり取るようにする。

食事について

うつ病は、脳内のセロトニンなどが減少してしまった状態であるため、セロトニンを増やすには、トリプトファン、ビタミンB6、炭水化物などが含まれる食品を摂るとよい。トリプトファンは必須アミノ酸の一つであり、体内でセロトニンを作る原料になる。
また、n-3系脂肪酸は脳の働きを活発にするとされており、うつ病予防に有用とされている。

家族や周囲の人のサポート

患者は『自分がうつ状態であることを認めたがらない』などの理由で受診をためらうことが多いため、症状を解消することを目的に受診を勧めるなど工夫が必要である。
症状が回復するまでは、患者に退職や離婚など人生にかかわるような重大な決定をさせないようにする。

再発予防

うつ病は再発しやすい病気であり、その予防にも家族や周囲の人のサポートは大切である。うつ病再発の引き金となるものには、薬の効き目が十分でないこと、飲酒、ストレスの増加、周囲の理解やサポートが不十分であることなどがあげられる。再発のサインを見つけたときは、すぐに主治医に相談する、休養を取る、仕事などのペースを落としストレスの増加を軽減する、周囲に助けを求める、また、必要に応じて、短期の入院を主治医に相談するなど早めの対応が重要である。

感想

確認テストの解答
問[1] 3  問[2] 3  問[3] 1  問[4] 3  問[5] 1
問[6] 1  問[7] 2  問[8] 2  問[9] 2  問[10] 1

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