医薬品製剤の識別の基本

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薬学生のための病院・薬局実務実習テキスト 2014年版

目標

医薬品製剤を色・形、識別コードから識別できる。

販売名の要素

医薬品製剤には、番号、記号、あるいは絵文字が薬剤本体および包装に印字されており、これらは識別コードと呼ばれている。識別コードは、会社コードと製品コードから構成されている。
医療用医薬品の先発品の販売名(製品名)は、以下の3つの要素で表されている。
●販売名=ブランド名+「剤形」+「含量(又は濃度)」
一方、後発医薬品(GE)の販売名は、以下の4つの要素で表されている。
●販売名=「一般的名称」+「剤形」+「含量(又は濃度)」+「会社名(屋号)」

識別コードとは

一般に錠剤、カプセル剤のシートには医薬品名が記載されている。しかし、シートから取り出されていたり、一包化されている場合には、どのような医薬品であるのか分からないので、必要に応じて製剤識別(鑑別 )をする。
識別コードは、識別を目的として錠剤、カプセル剤等や包装に刻印又は印刷される文字又は絵文字等で、会社コードと製品コードから構成される。
会社コードとは、会社を表す標章、略称、記号、アルファベット、かな文字、漢字、マーク等。異なる会社で類似する会社コードが重複して使用されることを避けるため、日本製薬団体連合会に登録することになっている。当連合会のホームページに「錠剤・カプセル剤等の会社コード一覧表」が掲載されている。
最近、カタカナで製品名が印刷されている錠剤が登場してきた。UVレーザー印字と呼ばれるもので、患者からの「錠剤を包装から出してしまうと、何の薬であるかが見分けにくい」という意
見に応えたもの。

製剤識別の手順

製剤識別の一般的な方法は、市販の医薬品集(今日の治療薬:南江堂、治療薬マニュアル:医学書院等)の巻末にある識別索引を利用して、会社マーク、アルファベット、数字から検索する。Webによる検索ではお薬110番のハイパー薬事典等で検索できる。
製剤の特定ができたと思ったら、添付文書で再確認する。

誤投与防止と販売名

医療用医薬品の販売名については、販売名の一部を省略して記載した場合に、省略された販売名と同一の販売名の医薬品があること等が誤投与を招く原因となるおそれがあった。
そこで、平成12年9月に発出された医薬発第935号により、医薬品の販売名は、原則としてブランド名に剤型及び有効成分の含量(又は濃度等)の情報を付記したものとすることが定められ、承認申請を行うものについてはこれに従って命名することになった。

感想

お薬110番 http://www.jah.ne.jp/~kako/

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