処方せん形式の基本

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薬学生のための 病院実務実習 実践問題集

目標

処方せんの形式および記載事項、処方せん受付時の注意事項について説明できる。

処方せんについて

処方せんには、保険診療に基づいて発行される保険処方せんと、それ以外の自費処方せんがある。また、病院で調剤をする院内処方せんと、医薬分業をして院外の薬局で調剤をする院外処方せんがある。
処方せんの記載事項に疑問点や不備がある場合には、その処方せんを交付した医師、歯科医師又は獣医師に疑義紹介をする必要がある。
麻薬処方せんには通常の処方せん記載事項に加え、備考欄に患者の住所および、処方医の麻薬施用者免許番号の記載が必要。

処方せんの発行

処方せんには、保険診療に基づいて発行される「保険処方せん」と、それ以外の「自費処方せん」がある。保険診療はは業務外の事由による疾病や負傷などに対して行われるので、経口避妊薬、勃起不全治療薬は自費処方せんとなる。
医師法第22条には処方せんの交付義務が定められており、患者は処方せんを受け取って薬局へ提出し、薬を購入することになっている。しかし但し書きの除外規定として院内での調剤が行われている。

処方せんの記載事項

医師法施行規則第21条において「医師は、患者に交付する処方せんに、患者の氏名、年齢、薬名、分量、用法、用量、発行の年月日、使用期間及び病院若しくは診療所の名称及び所在地又は医師の住所を記載し、記名押印又は署名しなければならない。」と記載されている。

保険処方せんの様式

様式については、保険医療機関及び保険医療養担当規則第23条に「様式第二号又はこれに準ずる様式」と記載されている。
保険処方せんの上部には保険者番号などが記載されている。2010年10月から、保険処方せんには「保険医療機関コード」の記入が必須となり、記載がない場合には疑義照会が必要となった。

後発医薬品使用推進と一般名処方

2012年4月から後発医薬品の使用を推進する目的で処方せん様式が変更された。これにより、個々の処方薬について、後発医薬品(ジェネリック医薬品)への変更に差し支えがあると判断した場合には、「変更不可」欄に「レ」または「×」を記載し、「保険医署名」欄に署名または記名・押印することになった。
また、一般名処方が推進されて増えている。これは、一般名称に剤形及び含量を付加した記載であり、この場合には会社名は付加しないことになっている。個別の銘柄にこだわらずに処方されている。

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