これからの資本主義で生き残るための考え方「僕は君たちに武器を配りたい」

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僕は君たちに武器を配りたい

概要

京都大学で講師をつとめ現在も投資家をしている著者は、下記のような今の若者たちに生き方をすすめています。

「非常で残酷な日本社会を生きるためには臨機応変に状況を変えるゲリラ戦的な生き方を」

「資本主義で生き残るには、投資家的な考え方が必須」

以下、印象に残った箇所を抜粋してまとまめます。

勉強できてもコモディティ

◆勉強ブームの影には「不安解消マーケィング」がある。勉強すれば大丈夫と安易に思うな
 ・語学、会計知識、ITスキルの習得と収入の増加は実際には因果関係がない
 ・福沢諭吉の著書「学問のすすめ」も慶応義塾創設時に宣伝のために書かれている

◆全産業で「コモディティ化」が進んでいる。賃金を下げないためにはコモディティになるな
 ・個性がないものがすべてコモディティとなる
 ・明確にここが違うと差別化できないと「徹底的に買い叩かれる」
 ・人材も資格やTOEICのスコアなどでしか判断できないと、いかに安くても働けるかで決まる

◆生き残るためには「スペシャリティな人間」になること。「唯一の人」のなれ
 ・一時期スペシャリティでも、時代の流れでもすぐにコモディティに転じてしまう
 ・まずは資本主義を理解することで、コモディティとスペシャリティの違いを熟知する

本物の資本主義

◆社会主義
 ・「万能な頭の人(=官僚)がいて、その人の正しい予測をもとに社会が進んでいく」ということが前提のシステム

◆資本主義
 ・一部の頭のいい人ではなく「より安く」「よりいい商品」を作る人間が、社会を進歩させるシステム

◆資本主義には3つのモデルチェンジ「略奪」「交易」「生産性革命」があった
 ・略奪:マケドニアのアレキサンダー大王~17世紀の海賊など
 ・交易:大航海時代の香辛料貿易など
 ・生産性革命:産業革命など

学校では教えてくれない現在の資本主義

◆専業主婦はハイリスク
 ・寿退社を希望している女性が多いが、今は夫の将来がどうなるか予想できない

◆現在人気のある企業でも40年後は消滅している可能性が大。就職ランキングに騙されるな
 ・40年前の1971年の人気上位の企業は潰れたり、瀕死状態が多い

◆大量にコマーシャルを売っている会社、「今流行っている」商品・サービスを売る会社には気をつけよ
 ・コマーシャルで人気があるため、次がいくらでもくるから辞めてもOKという考え方

◆企業を見分けるポイントは「お客さんを大切にしているか」
 ・顧客を大事にする会社は従業員も大切にする

これからの資本主義で生き残れる4つのタイプと生き残れない2つのタイプ

◆生き残れない2つのタイプ
 ①トレーダー:商品を遠くへ運んで売ることができる人
 例)会社から与えられた商品を、額に汗をかいて販売している営業マン。商社、広告代理店、旅行代理店など
 理由:営業なんかなくてもインターネットの普及に伴い、簡単に顧客が安いものを選べる

 ②エキスパート:自分の専門性を高めて、高いスキルによって仕事をする人
 理由:産業のスピードの変化が早く、1つのスキルや知識が過去のものになりやすい

◆生き残る4つのタイプ
 ①マーケター:商品に価値をつけて、市場に合わせて売ることができる
  ・コモディティ化に対抗できる唯一の手段は、商品に「差異」=「ストーリー」を生み出せること
  ・ストーリーが大事な例)レッツノート、Wiiなど

 ②イノベーター:まったく新しい仕組みをイノベーションできる人のこと
  ・イノベーターは特殊な能力はいらず、ほかの業界、国、時代にある良いものを「TTP(徹底的にパクる)」か逆の発想を行ってみる
  ・ただ最初からその業界でイノベーターにはなれない
  ・イノベーター的発想:最初にある業界へ入りすべてを学び退社した後、その会社のライバル会社を立ち上げる
  例)松屋の創業者「瓦葺氏」米の実業家「ロス・ペロー氏」など

 ③リーダー:自分が起業家となり、みんなをマネージ(管理)してリーダーとして行動する人
  ・本当のマネジメントとは「優秀でない凡人をいかにいかにうまくマネージするか」
  ・クレイジーなほどのパワーや自分がいかに優れているか自己陶酔できる人しかなれない
  例)元アップルCEO「スティーブ・ジョブズ氏」日産社長「カルロス・ゴーン氏」やマイクロソフトCEO「スティーブ・バルマー氏」

 ④インベスター:投資家として市場参加している人
  ・資本主義の究極な考え方は「投資家になるか」「投資家に雇われるか」の2つ
  ・企業の寿命が30年の今は、サラリーマンずっと同じ会社で過ごすのはハイリスク
  ・投資の基本は「長期的な視点で富を生み出し続けるか」「人が信頼できるか」の2点で

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