調剤報酬

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保険薬局業務指針 2016年版

目標

薬剤師の技術評価について説明できる。

調剤報酬

調剤報酬は、保険薬剤師の業務が評価されたもの。現在の点数表では、保険薬局における薬学的管理・指導や在宅薬剤管理指導業務が高く評価されており、国民の関心が薬剤師の持つ知識、情報収集能力、薬学的ケアにあることが分かる。薬剤師が必要と考える業務を地道に行っていけば、調剤報酬改定で点数化されるなど、適正な評価を受けることになる。

調剤報酬点数表

保険調剤に対する報酬は、調剤報酬点数表により算定され、調剤技術料、薬学管理料、薬剤料、特定保険医療材料料の4節で構成されている。調剤技術料や薬学管理料は、保険薬局の設備や保険薬剤師の技術に対する報酬であり、薬剤料は調剤に使用した薬剤の費用を算定するもの。特定保険医療材料料は、厚生労働大臣が定めた特定保険医療材料について算定でき、代表的なものにはインスリン製剤とセットで処方される針がある。調剤報酬点数は、1点につき10円で計算される。

調剤報酬の算定

調剤技術料

簡単にいうと、調剤基本料は調剤技術料のうち薬局の構造設備に対する点数。処方せんの受付回
数と特定の医療機関からの集中率によって点数が決まり、麻薬の取扱いや後発医薬品の調剤体制
などによってさらに点数が加算される。したがって、薬局ごとに点数が異なることがある。
一方、調剤料は、薬剤師の調剤テクニックが評価されたもの。通常、業務量に比例して点数が高くなりる。薬剤を3日分調剤するより14日分、1剤よりも2剤の方が高い点数になる。

薬学管理料

保険薬剤師が、薬剤の適正使用などを目的として薬学的管理業務を行った場合に算定できる。中でも薬剤服用歴管理指導料が重要となる。算定には、患者ごとに作成した薬剤服用歴に基づき、薬剤に関する情報を文書などにより患者に提供し、服用に関する基本的な説明を行う必要がある。
さらに、患者や家族から情報収集を行い、患者情報と指導内容などを薬剤服用歴の記録に記載し、おくすり手帳を交付することも必要です。一方、薬学管理料にも加算がある。重複投与または相互作用防止の目的で、処方医に対して照会を行った場合は、処方変更があれば点数が加算される。薬剤師法第24条に規定される疑義照会は、薬剤師の業務として調剤報酬の面からも評価されている。

薬剤料

保険調剤で使用する薬剤の価格は、薬価基準により定められている。薬価は点数ではなく、“円”であることに注意。したがって、調剤報酬を算定する上で、薬剤料は円から点数化する必要がある。具体的には、内服薬は1日薬価を1剤ごと、屯服薬は1剤1調剤分、その他は1調剤ごとに算出し点数に変換する。
後発医薬品に変更調剤すると患者の一部負担金が安くなるが、安くなる部分は、この“薬剤料”のみであることを理解しておく。調剤技術料や薬学管理料は、薬剤師の能力や技術に対して算定されるものなので、後発医薬品を調剤したからといって点数が低くなるわけではない。

特定保健医療材料料

特定保険医療材料として算定できるのは、インスリン製剤などの自己注射のために用いるディスポーザブル注射器(針を含む)、在宅中心静脈栄養用輸液セットなど。
薬包紙・薬袋、投薬時における薬剤の容器は、特定保険医療材料に該当しない。なお、薬包紙・薬袋の費用は、別に徴収または請求することはできない。
また、おくすり手帳は、薬剤服用歴管理指導料に含まれているので、実費徴収することはできない。

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