学校薬剤師

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学校と学校薬剤師〈2011〉

目標

学校薬剤師の職務を見聞し、その役割りを説明できる。
医薬品適正使用の啓発活動、薬物乱用防止運動における薬剤師の役割りについて説明できる。

学校薬剤師の役割

学校薬剤師は、学校保健安全法の定めるところにより、幼稚園・小学校・高等学校・高等専門学校・養護学校にいたるまで、大学を除く国立・公立・私立学校の全ての学校で委任委嘱されている。
学校には、医師、歯科医師、薬剤師の3師が任命されており、主に医師は児童・生徒の体を管理、歯科医師は歯と口腔内を管理、そして薬剤師は環境衛生を管理するよう職務が分かれている。
学校薬剤師は、子供たちが快適で安全な学校生活を送れるように、学校の水・ 光 ・空気等の環境を調べて、事故が起こらないように指導監視している。

学校環境衛生基準

幼稚園や学校では、園児・児童・生徒、および学校職員が快適な学校環境のもとで健全かつ健康的に学習・教育することが望まれる。しかし近年、空気環境の指標として検査するCO2の量が地球規模で増え続け、また、新型インフルエンザ感染症や社会的ストレスなど、様々な要因が子供たちの健全で健康な発育に影響を与えている。
これらに対応するため、「学校保健法」は「学校保健安全法」(平成21年4月施行)に、「学校環境衛生の基準」は「学校環境衛生基準」へと改正された。
学校薬剤師が行う衛生検査は、平成21年の文部科学大臣告示による「学校環境衛生基準」に示されていている。学校薬剤師はこれに従って環境衛生検査を行う。
【環境衛生検査】
第1 教室等の環境に係る学校環境衛生基準
◆換気及び保温等◆採光及び照明◆騒音
第2 飲料水等の水質及び施設・設備に係る学校環境衛生基準
◆水質◆施設・設備
第3 学校の清潔、ネズミ、衛生害虫等及び教室等の備品の管理に係る学校環境衛生基準
◆学校の清潔◆ネズミ、衛生害虫等◆教室等の備品の管理
第4 水泳プールに係る学校環境衛生基準
◆水質◆施設・設備の衛生状態
第5 日常における環境衛生に係る学校環境衛生基準
◆教室等の環境◆飲料水等の水質及び施設・設備◆学校の清潔及びネズミ、衛生害虫等◆水泳プールの管理
第6 雑則(臨時検査)

平成21年から職務内容が広くなり、健康相談と保健指導にも従事することになった。また、学校の健康教育については、薬の正しい使い方や 、喫煙の害、飲酒の害、薬物乱用防止について指導や助言を行っている。

学校薬剤師の職務内容

【学校保健安全法施行規則第24条要旨】
1.学校保健計画と学校安全計画の立案へ参与する
2.環境衛生検査に従事する
3.学校の環境衛生の維持と改善について必要な指導や助言
を行う
4.健康相談に従事する
5.保健指導に従事する
6.学校で使用する医薬品、毒劇物、保健管理のために必要な用具や材料について必要な指導や助言を行い、必要に応じ試験、検査、鑑定を行う
7.必要に応じ学校の保健管理に関する専門的事項に関する技術と指導に従事する
これらの職務に従事したときは概要を学校薬剤師執務記録簿に記入して校長に提出する。

くすり教育の実施

新学習指導要領では、くすり教育として「くすりの正しい使い方」の授業が実施される。中学校では保健体育で平成24年度から、高等学校でも次年度の平成25年度から全面実施となる。
小学校では各学校の判断で総合学習、保健指導等に組み込まれている。学校薬剤師は、保健体育科教諭、養護教諭をサポートする形で積極的に参加することが求められている。

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