中年期の脂質異常症は認知症のリスクである。

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薬局 2016年 08 月号 [雑誌]

問1.コレステロールに関する記述として正しいものの組み合わせを選んでください。

a)生合成は主に肝臓において夜間をピークに行われる。
b)ヒト体内の全コレステロール量は約10gである。
c)ほとんどが細胞膜に存在し膜の構築や維持を担っている。
d)内因性コレステロールの主原料はアセチルCoAである。
1 (a, b. c)  2 (a, b, d)  3 (a. c. d)  4 (b, c. d)  5すべて正しい

答1:3
b)ヒト体内の全コレステロール量はおよそ100 ~ 150gである。

問2.スタチンの多面的薬理作用に関する記述として正しい組み合わせを選んでください。

a)抗TNF-αのバイオアベイラビリティの増加とそれに伴う血管内皮機能の改
善をもたらす。
b)急性・慢性の炎症過程を減少させることにより抗炎症作用を発揮する。
c)免疫抑制作用もあり、拒絶反応の減少を認めている。
1 (a. b)  2 (a,c)  3 (b,c)  4 (a, b, c)

答2:3
a)一酸化窒素(NO)のバイオアベイラビリティの増加とそれに伴う血管内皮機能の改善をもたらす

問5.次の記述のうち誤っているものを1つ選んでください:

1)高LDL-コレステロール血症は脳出血、低LDL-コレステロール血症は脳梗塞の危険因子である。
2)スタチンによる粥状動脈硬化性心血管疾患予防効果はCKDステージ3で顕著であり、透析患者では効果が乏しくなる。
3)家族性高コレステロール血症は、LDL-コレステロールが非常に高値となる疾患で、冠動脈疾患のリスクが極めて高い。
4)スタチンは催奇形性の懸念があり、また乳汁中にも分泌されるため妊娠中および授乳期の女性には禁忌である。

答5:1
1)高LDL-コレステロール血症は脳梗塞、低LDL-コレステロール血症は脳出血の危険因子である。

問7.次の記述のうち誤っているものを1つ選んでください。

1)スタチンはLDL-コレステロール値を30 ~ 40%低下させる。
2)スタチンには、プラーク容積の退縮効果はない。
3) PCSK9阻害薬はスタチンよりもLDL-コレステロール低下作用が大きい。
4)急性冠症候群患者の場合、発症早期からのスタチン治療が重要だと考えられている。

答7:2
2)スタチンはプラーク容積を退縮させる。

問9.次の記述のうち誤っているものを1つ選んでください。

1)多発性硬化症は、中枢神経特異的抗原に対する自己免疫応答を主体とした炎症性脱髄性疾患である。
2)最近になり、二次進行型多発性硬化症に対するスタチンの有効性が報告され注目を集めるようになってきた。
3)中年期の脂質異常症は認知症のリスクである。
4)スタチンの抗認知症効果がアルツハイマー病患者を対象としたRCTで実証されている。

答9:4
4)現時点では、アルツハイマー病患者を対象としたRCTによるスタチンの有効性は実証されていない前向きコホート研究により、スタチンの抗認知症効果が示唆されている。

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