薬局薬剤師が地域保健に果たす役割の基本

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モデル・コアカリキュラムに沿った わかりやすい病院実務実習テキスト 第4版

目標

地域医療連携と、病院薬剤師・薬局薬剤師の連携の重要性を説明できる。

地域医療連携

医療連携において、初期診療や慢性疾患の継続診療などを診療所の「かかりつけ医」が担い、高度な診療や検査、入院を病院が担うというような、病院と診療所が役割を分担して医療を行うことを病-診連携という。
一方、地域薬局についても2006年4月の医療法改正において医療提供施設として明示されるなど、「かかりつけ薬局」として重要な役割が期待されている。
医療の地域連携が進む中、地域住民のセルフメディケーション支援や在宅医療への参加という部分から、地域薬局の役割はますます大きくなってきている。

地域医療連携と薬局の役割

薬局は地域の「かかりつけ薬局」として、患者(相談者)のセルフメディケーションを支援する。
すなわち、健康に不安がある市民の相談窓口となって生活指導やOTC医薬品の販売をしたり、必要に応じて近医へ受診勧奨したりすることで地域医療の連携に参加しているの。
また、保険調剤や在宅医療によって地域の医療連携を担っている。その中でも、お薬手帳は身近な情報共有アイテムとして活用されている。

薬-薬連携とは

薬-薬連携とは、地域医療に貢献するために、薬局薬剤師と病院薬剤師が連携すること。
具体的には、患者さんの入院から退院、外来通院あるいは在宅医療、再入院といった流れの中で連続して支援をするために、患者さんについての情報を共有・交換するなどして、お互いの垣根を越えて連携すること。
全国では様々な形の薬-薬連携が行われており、例えば東京都の多摩地区では、2002年から多摩薬薬連携協議会を組織して定期的に会議を行ったりフォーラムを開催している。
本協議会の委員構成は、東京都多摩地区の5支部(八王子支部、南多摩支部、西多摩支部、町田支部、北多摩支部)の保険薬局より選出された薬剤師10名と東京都病院薬剤師会の2支部(多摩西南支部、多摩東支部)の基幹病院11施設の病院薬剤師各1名で、委員長は薬局側、病院側から各1名ずつ選出している。
協議内容としては、「患者情報の共有(お薬手帳を含む)」、「疑義照会の方法」、「ジェネリック医薬品」、最近では「抗がん剤外来化学療法」などがあげられる。
また、薬学部も含めた三者で薬学生の教育や実務実習についても情報交換をしている。

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