金利調整と景気の関係

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日本の景気は賃金が決める (講談社現代新書) [kindle版]

金利について

種類

●規制金利
政府(財務省)、日本銀行などが決定する金利で、公定歩合が代表的。公定歩合は日本銀行が民間銀行にお金を貸し出すときの金利。
●自由金利
市場の需給関係に応じて、各金融機関が決定する金利。1994年から金利の自由化が始まった。

自由金利はどうやって決まる?

上がるとき:お金を借りる人が貸す人より増加すると、貸し出すお金が不足するので金利が上がる。
下がるとき:お金を貸す人が借りる人より増加すると、お金が余るので金利が下がる。

資産の運用方法による金利の影響

金利水準が高いとき:お金を現金で所有せず、預貯金や債券などで保有する人が増える。
金利水準が低いとき:お金を現金で保有して、物の購入などにあてる人が増える。

金利をコントロールして景気の調整をはかるとはどういうことか

市場経済のしくみ

好景気→金利上昇→不景気→金利下降→好景気→…
という循環を繰り返す。

具体的な流れ

①人々の購買意欲が高まると、生産側にお金が回り、会社から従業員へ給料としてお金がまわる。
②経済活動が活発化し、企業では設備投資に資金を投入。資金を借りる企業が増加して金利が上昇。
③金利上昇により預貯金や債券の人気が高まり、人々の出費が減る。
④物を買わなくなると、生産側の利益が減り、経済活動が低下してお金が市場に回らなくなり、物が売れなくなる。家計の所得も減少。景気が悪くなり、金利が下がる。
⑤金利が下がると、預貯金や債券の保有の魅力がなくなり、また購入に目が向けられ、景気が良くなる。

金利の上限を規制する理由は

金利の上限を設ける金利規制は、信用力の低い金融機関が預金や顧客を確保する目的で普通預金の金利を無理に高く設定する可能性があると考えられたための措置。

デフレスパイラルとは

①デフレで物価が継続的に下がる。
②デフレになると物が売れないため、企業は値下げをする。
③しかし、不況の影響もあり、値下げしても物が売れない。
④利益が減少し、従業員への給与が減る。
⑤さらに一般の消費者がお金を使わなくなり、購買力が落ちる。
⑥さらに景気が悪くなる。
⑦企業はさらに値下げをする。
⑧企業の業績はさらに悪化し、倒産する会社も増加して失業者が増える。
⑨給与はさらに削減される。
⑩さらに家計は苦しくなり、物を買わなくなる。

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