4行構成はテクニックではなく思考法

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頭のいい人は「短く」伝える (だいわ文庫)

伝える基本は「4行構成」

 情報は多ければよいとか、多いほうが相手に親切である、というのは誤りである。これは「相手が知りたいことを解っていない」証拠である。相手に伝える内容は「4部構成」すなわち、問題提起ー意見提示ー展開ー結論が基本であり、その究極の型といえるのが「4行構成」である。この型を使いこなすためには、コミュニケーションの基本である「書く、話す、読む」の3つの力を鍛えることが不可欠である。

4行構成のタイプ

  • 「基本型」:問題提起ー意見提示ー展開ー結論・・論説文、説明文など万能な型。
  • 「結論先行型」:結論ー根拠1ー根拠2ー根拠3・・結論が頭にくるため、伝える内容がブレない。
  • 「根拠優先型」:根拠1ー根拠2ー根拠3ー結論・・文章ではなく話すと効果的。
  • 「エピソード型」:きっかけーストーリーークライマックスーまとめ・・日常会話をおもしろくする。

4行構成は字数にして80~100字、時間にして20秒。人が集中して聞いていられる情報量である。

4行構成で相手をコントロール

 4行構成を使いこなすと、上司を説得したり、自分の意見を通したり、相手の機嫌を伺ったりする場合に役に立つ。4行構成は無駄がない分、自分の感情が相手に伝わりやすい。肯定か否定か、怒っているのか褒めているのか。4行構成のタイプと自分の伝えたいことを上手に組み合わせると、相手をコントロールすることもできる。

読む力は発信力の基礎

 発信力を鍛えるには、自分の受信力を強化する必要がある。発信力は「書く、話す」力、受信力は「読む」力である。「読む」という動作は、知識の習得だけでなく、筆者の主張は何なのかを考え、整理するという作業を繰り返している。すなわち、読むことで考える力が身につく。内容から相手のスタンスを読み取ることができると、発信の際に大変有利になる。

4行構成で「話す」

 「話す」ことは「書く」ことより数段難しい。なぜなら「話す」場合には常に相手が目の前におり、臨機応変な対応を求められるからである。話す力を鍛えるには、日頃の思考法を4行構成で捉えることを勧める。この思考法に一度慣れれば、意識しなくとも論理的な受け答えができるようになるだろう。

感想

・相手が知りたいであろうことを察知できる。
・シチュエーションを考慮し4行構成のタイプを決められる。
・自分が伝えたい内容をまとめられる(無駄な情報を削ぎ落とせる)。
この本がいう「頭がいい人」というのは、以上のことがそつなくこなせる人のことを指しているのだろう。発信力の強化には、受信力の鍛錬が必要であるが、それだけでなく、日頃からのトレーニングが必要であると感ずる。文章を書く際には、本書の内容を意識しながら書いてみると、だんだんとブラッシュアップされていくのではないか。

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