なぜ、少女時代は成功したのか? 世界にアイドルを送り出す韓国の芸能戦略が強い理由

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KARA、少女時代に見る「韓国の強さ」 (講談社プラスアルファ新書)

韓国のアイドル・少女時代とは

2007~2008年に東方神起に匹敵する人気を獲得したワンダーガールズ。
ワンダーガールズはその後舞台をアメリカに移すが、
その間に台頭してきたのが少女時代。

いくら通信技術や交通手段が発達しても韓国とアメリカの両方で活躍するのは困難。
それはスターとファンを結ぶ心の距離が遠いから。

少女時代は地理的文化的にも遠いアメリカよりも、
東方神起やBIGBANが成功した日本と中国などのアジア市場を狙った。

なぜ少女時代は成功したのか

デビューしてから人材を徐々に育てていく日本のAKB48などと違い、
膨大な投資と練習生時代の激しい競争をくぐり抜けて生まれてくるアイドルは、
デビューの時点ですでに踊りも歌も上手い。

韓国のアイドルグループは練習生時代のみならず、
デビューしてからも同じマンションで合宿生活を送っている。
この合宿生活こそ、今、世界で活躍するパワーの源になっている。
信頼関係を高めるのなら、合宿生活以上に効果があるものはない。
この合宿生活は、韓国ならではの軍隊文化を反映しているもののひとつ。

彼女たちが歌い演じる世界には、
韓国のアイデンティティやナショナリズムを一切感じさせない。
世界のどこでも通用する、
万国共通の価値観・文化=「ユニバーサルバリュー」そのものである。

韓国人は、言葉や文字よりも「目」=映像での理解を好む人が多い。
現世主義=「人生一度きり。生きているうちに、若いうちに楽しむ方がいい」
と考える人が多い。そのために見えないものより見えるものに高い価値を置く。

個別メンバーが持つ美や魅力を一箇所に集中させ、
全体の魅力をさらに高めるというのは、
地理学の「集積の利益」の概念と共通する。

世界にアイドルを送り出す韓国の芸能事務所

社会現象になったアイドルさえ、CD市場では苦労するのがK-POPの現状。
そのために市場を国内に限定せず、世界に広げる戦略が必要となる。

BOAはデビュー当時から韓国人をアピールしなかった。
「韓国出身のBOA」ではなく、
「ビジュアル的に可愛いBOA」「歌とダンスが上手いBOA」を感じさせた。

スポーツ界で成功している韓国選手には共通点がある。
すべてのこなせるマルチプレイヤーになるのは現実的に無理だと認識したうえで、
「自分の一番の強みは何なのか」「何が一番必要なのか」を考える。

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