脂質異常症の食事療法

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脂質コントロールの栄養食事療法―脂質異常症・胆嚢疾患・膵臓疾患 (栄養食事療法シリーズ)

血液中の脂質が多い状態

動脈硬化の原因になるため、食事療法などの治療が必要。コレステロールには肝臓から組織にコレステロールを運ぶLDLと、組織からコレステロールを肝臓に戻すHDLがある。

脂質異常症を放置すると様々な合併症が

自覚症状がないからと放置していると、動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞・大動脈瘤・眼底の異常・腎臓の異常・脳梗塞など、さまざまな合併症が起こりやすくなる。
中性脂肪が1000mg以上になると急性膵炎になったり、皮膚や腱に黄色腫が現れることも。

脂質異常症の原因は?

遺伝的な体質や肥満、食べ過ぎ、長期の飲酒などが原因となる。また、糖尿病のコントロールが悪かったり、腎臓病や甲状腺機能低下症も原因になりうる。
以外に見落としがちなのは更年期。特に女性はコレステロール値が上昇しやすいので注意が必要。

食べ過ぎ・飲みすぎ、コレステロールの多い食品に注意

エネルギーを適正に

1日にとる食事のエネルギー(カロリー)を適正にする。
1日に必要なエネルギー=標準体重(身長m×身長m×22)×25~30

油料理は1日2品まで

脂肪の摂りすぎを防ぐことが重要。

肉より魚を

脂肪には肉に多い飽和脂肪酸と魚に多い不飽和脂肪酸がある。
飽和脂肪酸はコレステロールを増やし、不飽和脂肪酸は逆にコレステロール値を下げる。

コレステロールの多い食品

1日のコレステロール量を300mg以下、1回の食事で摂る量を140mg以下にしたいもの。
鶏卵(100g中420mg)やいくら(100g中480mg)は要注意。

食物繊維は強い味方

食物繊維は胆汁酸と結合して排泄されるため、胆汁酸のもとになるコレステロールを減らす。
毎食2品は食物繊維の多い野菜やきのこ、海藻を食卓へ。

ビタミンE・C・カロチンを

コレステロールの参加を防ぎ、動脈硬化の進行を抑える。

アルコールやジュースにも注意

中性脂肪の上昇を予防。

禁煙にも挑戦

喫煙はビタミンCを破壊し、動脈硬化を進める。

運動の習慣を

運動はHDLを増やす働きがある。

その他

子どもの脂質異常症が増えている

日本人の子供の血清脂質値は、年齢によってはアメリカの子供を上回っているという報告もある。
最大の原因は食事。動物性脂肪の食べ過ぎ、飽和脂肪酸の多いチョコレートやアイスクリームの飲みすぎなど。

脂肪の種類

脂肪を構成している脂肪酸によって性質が分かれる。
●多価不飽和脂肪酸(n-3系)
魚などに含まれる。血液を通りやすくする働きがある。
●多価不飽和脂肪酸(n-6系)
サラダ油などに含まれる。LDL、HDLを共に下げる。酸化されやすく動脈硬化を進行させる。
●一価不飽和脂肪酸
オリーブ油など。LDLを下げる。酸化されにくい。
●飽和脂肪酸
肉など。LDLを上げ、動脈硬化を勧める。

コレステロールと心臓病

総コレステロールが220mg/dL以上の人は心臓の血管の動脈硬化が進みやすい状態。
HDLが40mg/dLを下回ると、心臓病の人が多くなる。さらに中性脂肪が150mg/dL以上になると発病がもっと増加する。

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