日本の権力構造とは?「日本 権力構造の謎〈上〉」の書評・感想

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日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

去年の1月に読んだ本なので、記憶ベースで。

1990年代の前半に、外人によって書かれた本。海外から見た日本の権力構造の複雑さ、問題点についての分析。主なポイントはこんな感じ。
・突出した権力者がおらず、分野によって官僚だったり、政治家だったり、マスコミだったり、財界だったり、検察だったりがそれぞれに既得権益を持ってそれらが複雑に絡み合っている。(本書中では、便宜上これを「システム」と呼んでいる)
・システム内の個別の関係も複雑で、互いを激しく攻撃してるかと思うと、うまい汁を分け合って吸っていることも多い。
・外国の立場からは、誰と(orどこと)交渉していいのかがわかりにくい。
・突出した権力が出てくると、システムに辟易した国民から絶大な支持を得るが、一定のレベルを超えると「システム」がそれを潰しにかかる。
・日本の閉塞感はこの「システム」全般に起因しており、「システム」全体を変えない限り日本の将来は厳しい。

「外人なのに」なのか「外人だから」なのかはわからんが、的を得た「目から鱗」の分析が展開される。また、最近書かれたといわれても違和感がないほど現在の日本の状況にも当てはまる指摘が多い。

日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF)

  • カレル・ヴァンウォルフレン

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