四診について

549viewstamatama

このエントリーをはてなブックマークに追加
病気にならない 漢方生活 (中経の文庫)

東洋医学特有の診断法、四診

望診

患者の動作や状態を見て観察する方法。体型や動作、顔色、舌の色や状態などを見て行う診断法。
分泌物や排泄物の変化を見ることもある。
●色
皮膚や顔色が五色(青、赤、黄、白、黒)のどれかに偏っているときは、対応する五臓のどれかが病んでいる。色調の深さも見る。
●姿勢
仰向け寝でよく寝返りをうつ人は陽・熱・実証、あまり寝返りをうたない人は陰・寒・虚証、など。
●形状
外見の強弱の印象は五臓の状態と一致する。五主または五官の形状も参考にする。
●経脈の流注上の変化
経脈に営気・衛気の虚実がある場合は、皮膚が荒れたり栄養不足が部分的にあらわれる。シミ、ソバカス、イボなど。
●舌
舌質(舌の肌肉や脈絡組織)と舌苔の変化、舌色を観察する。

聞診

患者の声や呼吸音、話し方、咳の音を聞く方法。また、「聞」にはにおいを嗅ぐ意味もあり、口臭や体臭の診察も含まれる。
●呼吸
強弱、ため息、呼吸困難、咳、しゃっくり、げっぷ
●におい
脂くさい(肝)、焦げくさい(心)、甘いにおい(脾)、なまぐさい(肺)、くさったにおい(腎)

問診

患者が感じている痛みや熱などの自覚症状や病歴、既往歴、生活習慣や家族歴などを質問して患者に関するさまざまな情報を集める診察法。
●寒熱
悪寒、発熱など
●汗
発汗の原因は外感病でも内傷病でもよく見られる。汗の出る時間、部位、料など
●痛み
頭痛、胸痛、脇痛、腹痛、腰痛、四肢痛
●その他
飲食、口渇、大小便、月経

切診

実際に患者に触れて行う診察法で、お腹に触れて筋肉の緊張度や内臓の状態を診る「腹診」と、脈に触れて脈の状態を診る「脈診」がある。
●脈
人差し指、中指、薬指を寸・関・尺に当てて両手首の脈を診る。各脈象で五臓の状態を把握する。
・浮 表証、虚証
・沈 裏証、裏実or虚
・遅 寒証
・数 熱証
・虚 虚証
・実 実証
・滑 痰飲、食滞、実熱
●腹
腹部の触診により症状を推測。
・心下痞硬
・胸脇苦満
・小腹不仁
・少腹急結
・腹裏拘急
・虚里の動

四診合算

さらに陰陽論や五行論、蔵象学説などの理論を踏まえて総合的に診断される。このプロセスを「証を立てる」という。

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く