がん告知をどう考えるか

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がんを告知されたら読む本―専門医が、がん患者にこれだけは言っておきたい“がん

がん告知の現状

どのような状態なのか

・患者の体と人生に関わる最終決定は、当然患者の意思が尊重されるべきであるという「患者中心の医療」の考えが広まり、日本でも医師が患者にがん告知する例が増えてきている。
・告知はがん治療に入る前の患者に症状・治療法の選択肢・予後などを充分に説明し、同意を得るというインフォームドコンセントの形をとって行われることが多い。
・がん告知が患者に与える影響については賛否両論あるが、一時的にショックでも患者が真実を知り、家族や医療チームと一体になって闘病生活に臨む方が予後が良いという研究結果が報告されている。

がん告知のあり方とは

・告知をすることによって、患者が治療に積極的に取り組んだり、末期の場合は「充実して生きよう」とする前向きな態度をひき出せることが重要。
・家族と医療スタッフとの連携を図り、告知後の患者を心身ともに支える体制を充分に整えてから行う。また、医療スタッフは家族や経済面の支援も行う。

問題点

・日本ではまだアメリカのようにがん告知の際の患者の精神的ケア・家族や経済面への支援システムが整っていない。
・患者のショックを思い家族が告知せずに隠し通した場合、周囲の気配から患者が疑心暗鬼に陥ることがある。その場合、市への恐怖を抱くものの、家族とは当たり障りのなり話しかできず、恐怖と孤独を抱いたまま死んでいく、ということにつながる場合もある。
・逆に、体力が弱っている患者に告知したり、何のケアもなく病名を告げた場合、病状の苦しさに加え、絶望感から立ち上がれない状況になったことも報告されている。

がん告知を行う際に求められるケア

ケアのあり方、具体的にはどんなもの?

・がんにかかった患者は、再発・転移におびえながら生活している。米国にはがん告知の専門的なカウンセラーがおり、患者の精神面の打撃をケアするシステムが整っている。日本でも、患者が実際に抱える心身の痛みを理解・配慮したケアシステムが整うことが望まれる。
・がん告知は、患者の体力があり、残された時間を悔いなく過ごせるうちに行うべきとされている。
・安心感を与える形や、あくまでも患者の希望につながる形で行われるべきである。

まとめ

・生きようとする患者の前向きな態度をひき出す
・再発、転移など患者の抱える苦悩を理解、配慮
・末期の場合、患者の体力があるうちに告知を行い、QOLの向上をはかる
・家族・経済面なども支援する

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