利便性の裏に潜む闇とは

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依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実

本書ではジャンクフード、クスリ、アルコール、スマホ、インターネットポルノなどに対する依存症について扱っている。前半は依存症に陥るメカニズムや依存症リスクが増大している社会的な背景について、後半は先に挙げたものについて具体的なところを論じていく、という構成になっている。

海外の本なので、日本人にはピンとこないキーワードも出てくるが、そこはインターネットを活用すると格段に読みやすくなる。例えば本文中に「七色のどぎつい色をしたカップケーキ」という表現が出てくるが、この場合は「カップケーキ アメリカ」で画像検索をかけるとなるほどと思えるはず。

依存症の問題は対岸の火事ではなく、日本国内でも様相はあまり変わらないように思われる。強いて違うとすればピザがそれほど流行っていないくらいだろうか。資本主義は依存症患者なしには成立し得ないのかもしれない。

現代社会に散りばめられた罠から身を守るための一冊と言えるだろう。

感想

「ヒット商品を作れ!」という表現は、裏を返せば「自社の商品に依存させよ」という意味にもなりうる。そういう主旨の本がないものか、と探していた時に偶然この本に出会うことができた。翻訳物なので、日本人には共感しにくい部分もあるが、多少読み飛ばしても特に問題はない。実際私は、クスリについて扱っている章は手を着けなかったが、主旨は理解したつもりだ。スマホとインターネットポルノについて扱っている章が個人的にはもっとも面白かった。スマホゲームの項では「アングリーバード」というゲームアプリが取り上げられているが、ここを国内で大流行した某パズルゲームに置き換えても恐らくは全く問題ない。

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