「個性的なまちづくり」がシャッター通り化した街を蘇らせる!

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シャッター通り再生計画―明日からはじめる活性化の極意

「シャッター通り」になってしまう理由

  • 「地域商業空間のさまざまな機能・役割」という概念を無視して、行き過ぎた市場原則を推し進めたこと。
  • 商業空間の観光地としての価値を軽視しすぎたこと。

従来のまちづくり「リスク最小化の原則」とは何か

まちづくりが失敗した場合を恐れるあまり、従来のまちづくりは様々な面において「リスク最小化の原則」に依拠してきたという問題を抱えている。「リスク最小化の原則」は3つの法則の蔓延を意味している。

  • 「コンサルに計画素案作成を頼む」
  • 「何がやりたいかではなく、補助金を使い切らねばならない」
  • 「とりあえず何かやっておく」

「シャッター通り再生計画」とは何か

「リスク最小化の原則」から「リスク中立化=個性最大化(リスクを適度に管理する)の原則」へ移行すること。本書での「中立化」は「綿密な計画を立てた上でリスクにこだわらずに施策に取り組む姿勢」を意味する。つまり、リスクを受け入れた上で施策を実行することが閉塞した状況を打破する鍵となる。「リスク中立化=個性最大化の原則」の発想で行われるまちづくりは以下のようになる。

  • 個性的なまちづくりを行う。
  • 明確な状況診断を行う。
  • リスクを緻密に計算する。
  • その地域にふさわしい政策手段を選ぶ。

シャッター通り再生のための「3つのS」

  • 地域の特色を生かした個性的な価値(第一のS=センチメンタル価値)の増大
  • 地域の実情に合った状況診断(第二のS=サーベイ)の実施
  • 変化の絶えない経済環境の中でのリスク管理(第三のS=セキリュティ)を考慮

シャッター通り再生のための「4つの手法」

  • コンバージョン型再生
  • 再開発型再生
  • 現状維持型再生
  • 行政主導型再生

シャッター通り再生のための「6つの要素」

  • ひと(組織)/意思決定は少人数で、関わる人は多く
  • 再生策/保全型のセンチメンタル式で
  • カネ/資金集め・企画の立案は市民で
  • 土地/賃貸借が自由な仕組みの構築へ
  • 情報発信/地元のメディアと協力しよう
  • 街の空間デザイン/無理に店舗を埋めず、使わない空間はアートで

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