医療過誤―Q&A事例相談集

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医療過誤―Q&A事例相談集 (三一新書 988)

医療過誤が増えています。
それにはいろいろな要因がありますが、特に医療件数のめまぐるしい増加とともに、医師の多忙や怠慢によって患者側への対応が追いついていないという状態です。

さらにこのような状況に加え、医療本来の社会的使命を自覚しない医師が増え、いっぽう患者側でも医師・患者関係も一つの契約関係として見るようになっているからでしょう。

医療過誤について

原因

①医療件数の増加、技術の進歩
②医師の多忙、怠慢
③倫理観の薄れ、権利意識の拡大

法的規制

資格法、業務法、責任法の3つ。

医師の義務と責任

応招義務、正当事由、業務違反に対する責任、証明文書交付義務、無診察証明文書交付の禁止、秘密保持義務、無診察治療等の禁止、異常死体等の届出義務、処方箋交付義務、診療録の記録及び保存義務、療養指導義務、

賠償責任について

弁護士への相談、証拠保全と文献等の調査、示談の方法、医事紛争処理委員会に諮る

訴訟前の準備

事情聴取、手持証拠の収集、診療録等の証拠保全

どのような場合に過失が成り立つか

過失の類型、判断基準、説明義務ならびに患者側の承諾、転送・転医義務、過失の認定、過失相殺、過失の割合的認定

因果関係

認定、不作為の因果関係認定の特殊性、割合的認定

損害

①逸失利益(元気で働いたら得られたであろう所得)
・死亡時→(所得額)×(1-生活費控除率)×(67歳までの係数)
・後遺症→(所得額)×(労働能力損失率)×(労働能力喪失期間の係数)
②慰謝料
背景、患者の事情、裁判官の判断によって決められる。
③時効
・医療行為が行われてから10年間
・医療過誤が行われ、それによって発生した損害と加害者を知ったときから3年間
・医療過誤が行われてから20年間

事例

1  全身麻酔と問診
2  麻酔中の注意義務
3  腰椎麻酔ショック
4  救急医療
5  交通事故との競合
6  開腹手術前後の注意義務、急性腹症、術後の措置
7  美容整形と説明義務
8  注射による細菌感染
9  神経損傷と過失
10 手術選択の基準
11 眼病の治療
12 食中毒
13 人間ドッグ
14 副鼻腔炎治療
15 薬害
16 集団感染
17 歯科医の過失
18 精神病院における自殺
19 未熟児網膜症
20 核黄疸脳性麻痺
21 腸重積症誤診
22 大腿四頭筋拘縮
23 乳児窒息死事件
24 付添人への指示
25 幼児の転落死
26 頭部外傷と経過観察
27 癌と誤診
28 卵管切除
29 吸引分娩
30 分娩後の大量出血
31 病院(産科)の監視体制
32 新生児の分娩麻酔
33 不妊手術と責任義務
34 胎児死亡と助産婦
35 接骨医の誤診
36 医療類似行為
37 子供と薬
38 チームワーク医療
39 医療事故と刑事責任

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