残念な人の思考法

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残念な人の思考法(日経プレミアシリーズ)

なぜ残念なのか

どうしたら効率的にできるかを考える。ツールを探す。人に聞く。外にお願いする。これらはビジネスパーソンの基本的な段取りである。

部下に仕事を頼むときは、二割は創意工夫の余地があるように、五割は新しいスキルが身に付くように依頼する。

残念な人は、やる気と能力はOKだが、何かが間違っている「もったいない人」。
論理思考力は2つの問題点がある。どうやって範囲を明確にし要素を整理するか。論理の出発点をどこにするか。

業績、数字は出すが企業価値を実践しない社員は愚か者であり、組織から排除する必要がある。

残念な人はつくられる

便利になったおかげで余剰時間が増え、別の経験が得られることもある。しかし「使えないシステム」の陰に「使えない人間」がいるという問題がある。
システム化×思考停止=残念なトラブル

便利になると凡ミスが増え、システム化によりアルバイトなどによるミスや優秀な人材が工夫して改善する領域がなくなりやる気を失ってしまうなどの副作用も出てくる。

組み込まれたシステムが今まで起こっていた問題が発生しなくなり、オペレーターは代わりがきく残念な人になってしまう。知識を得る過程で必要な問題解決の機会を逃してしまう。

二流は掛け算で考え、一流は割り算で考える

効率化など問題点を解決することが重要で、労働力を投入することが仕事ではない。

あるひとつのサービスがその企業全体のイメージを作ることは確かで、その評価は絶対的なものではなく他社との比較という相対的なものである場合が多い。それが当たり前となると、与えられないときには違和感として認識される。

仕事の仕組みは時流や顧客によって変化すべき。規模を大きくするなら、普通の人が頑張ればできるような仕組みと仕掛けが必要。商品と客層をマッチさせないとモノは売れない。

市場のメジャープレーヤーは現在の競争のポイントを正しく理解し、次の市場を見極めて先手を打つ。

残念な人は「塗り絵」ができない

営業には顧客を操縦するフレームワークが必要。「それは大変だ」との声もあるが、結局は買うか買わないかの2つしかない。

上手な営業マンは明確なゴールがあり、全体像があり逆算して適切な手段をとる。「会わないとチャンスを逃す」と思わせるような、上手に心をくすぐる戦略をとっている。

塗り絵のコンセプト―何を描くのか決める、全体像を明確にする、重要部分にまず集中する、残りは効率的に仕上げる―あらゆる仕事に必要なことである。

機能だけを磨いても二階には上がれない

前提条件→ロジック→結論の3つについて一つでも間違っていると、安心して仕事を任せられない。

考え方と前提条件が同じであれば、同じ結論が出る。時間がなくても前提条件は絶対に共有しなければならない。

履歴書は提出する段階からコミュニケーションは始まっている。ありきたりな文面では印象に残らない。

今の仕事で成果を出す、成果を出す行動様式を持っていることが、次の仕事で成功するために必要。

人生を残念にしないためのプライオリティ

メジャーな企業は一握り。耳にしたことがない多くの会社で社会は成り立っている。成功企業は零細企業から出発している。

やりたいことは「やりたくないこと」から見えてくる。やりたいことのほとんどは「やりたくないことリスト」で挙げたポイントを回避して実現できている。

プライオリティの変化。「組織で認められ昇進していくこと」→「一人でも食べていける能力を身につけること」

感想

能力があってやる気も十分なのに、成果が出せないのはなぜ?――その仕事が失敗するのは、「考え方の出発点=プライオリティ」に問題がある。日々の仕事に今日から応用できる思考法のエッセンス集。

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