全ての悩みは対人関係にある。じゃあ単純に自分本位になれってこと?

745viewsゆめゆめ

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

はい論破?!

本著は哲人と青年(キャラ濃い)の対話形式で展開される。ひんまがった性格の青年が哲人に「自分がこのような性格なのは仕方がない、なるべくしてなった」と論破しに行くのである。
哲人はそれに対して、おもしろいと寛大な態度で青年を諭していくのだがー。

アドラー心理学は”個人心理学”

心理学の三大巨頭の一人、アドラー。彼はフロイトやユングが提唱する”原因論”に対して”目的論”を見出した。例えば、一人の引きこもり少年がいたとする(本著参照)。彼はなぜ引きこもるのか。外に出たくないから?人間関係のトラウマがあるから?ーいえいえ。その過去に拘るという考え方は原因論。アドラーの目的論に従うと少年は「無意識に引きこもること自体を目的」とし、「その手段として不安や恐怖という感情を作り出している」というように考える。ー腑に落ちました?

やっぱり腑に落ちない!!

本著では他にも人間関係について「自分は自分、他者は他者」「でも他者貢献はせよ」「宇宙も無生物もひっくり返して全てが自分の仲間(共同体感覚)」といったような矛盾点が沢山見られる。青年はそれらにひどく意見するが、哲人は最後まで諭し続けるー。本著は恐らく、一回で納得する人は少ないであろう。しかし読み終わり、睡眠をとってから再びパラパラと目を通し、目次を熟読するとなぜか納得できるのである。

感想

本著は寝かせる本だと思う。一回では到底理解しにくい。一般価値観の反対のことを言っているのでかなり吸収しにくいからだろう。しかし、それが悪いとかではない。自分が成長するには若いうちにこのような”良い意味での自分本位”にさせてくれる本著を読んでおくべきだと思った。

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