もし家族が殺人犯になったら?自分はどう行動するのが正しいのか

928viewsゆめゆめ

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うつくしい子ども (文春文庫)

平凡な街で起きた女子小学生殺人事件

エリート中学に通う<ぼく>。そんな彼の住む街で女子小学生が殺害された。しかもその殺害方法は首を絞め、遺体の乳頭は噛みちぎられていたという。<ぼく>の街は緊張状態に包まれ、犯人探しが始まった…

犯人は<ぼく>の身近な人物だった

さて、タイトルにあるようにもし自分の家族が殺人犯になってしまったら?
どのように生活は変わるだろうか。社会の目、周囲の目、暮らしの場、マスコミ…
どのような判断をすべきかは正解はない。しかし本著の<ぼく>の行動は大人である私たちはあらゆる点で見習うべき誠意ある行動であった。

本著のおもしろさは”家族が犯人になったら?”という観点ではない!

これはかなり読めない展開であった。<ぼく>の家族が殺人犯とわかるまでの展開は序の口に過ぎない。なぜなら本当の楽しみというのは、その犯人を越えた”間接的な存在”というものが示唆されるところから始まる…。

感想

石田衣良はあまり得意としていませんが、やはり理詰めで展開されていく物語は説得力がありおもしろいです。また本著は実際の事件を基にしてるとかどうとかの噂がありますが、真実はわかりません。社会情勢をうまく使い、自分や社会心理について向き合わせてくれる点が石田衣良の素晴らしいところだと思います。

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