虚実「王様と私」の真実を描く。また旧海軍の至宝「堀悌吉」と政治家ハリファクス侯爵から人生指針を学ぶ

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現実主義者の選択―先哲の人生に学ぶ

 歴史に埋もれてきた先哲3人から人生指針やものの見方を参考にしてほしいと願い、「現実主義者の選択」(ホルス出版)を刊行した。ビジネスマンや政治家、一般人に読んでほしい。
 3人の先哲は ニューヨークのブロードウェイのミュージカル「王様と私」のモデルになったモンクット王、旧海軍の「至宝」と謳われ、山本五十六元帥(新潟出身)の心友だった堀悌吉中将(大分出身)、17世紀後半に英国の名誉革命を指導した名政治家、初代ハリファクス侯爵だ。
 俳優の渡辺謙さんが好演している「王様」は史実とはかなり違う。英国の家庭教師の啓蒙により蛮王が開明的で教養の高い文明人に変身するミュージカルのストーリーは虚実入り混じっている。歴代タイ政府は、映画であろうが書籍であろうがミュージカルであろうが、この物語を国内で禁じている。
 モンクット王はアジアが19世紀に輩出した最高の政治家であり外交官だった。ほとんどの日本人は彼の名を知らない。150年が経ち、大多数のタイ人も忘れ去った
 堀提督もモンクット王と同様、広い視野から世界を観察した。2011年に日本映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」が上映され、歌舞伎役者の十代目坂東三津五郎さんが堀悌吉海軍中将を演じた。
 太平洋戦争に反対した山本元帥は日本人の誰からも知られている。しかし堀悌吉提督の実像はほとんど知られていない。元帥の心友が堀提督だ。元帥が最も頼りにした人物が堀悌吉だった。
 対米英戦は不可能だと考えたために、旧海軍を追われた堀提督。海軍を追われても、山本元帥や古賀峯一元帥(佐賀出身)ら対英米非戦派に請われ、彼らに助言し続けた。
 初代ハリファクス侯爵を知らないのは日本人だけでなく英国人も同じだ。高校で世界史を選択した読者は、1688年から1689年の英国・名誉革命を記憶していると思う。革命を成功に導いた政治家こそ初代ハリファクス侯爵だ。  
 卓越した指導力を発揮し、事実上の無血革命に成功した。また、英国の民主主義の発展と議会制度確立に大きな足跡を残した。現実主義に基づく英国の伝統的な外交基調をつくった。とりわけ、政治家が学ばなければならない珠玉の政治格言を残している。その格言のほんの少しを記した。また彼の人生の信条を書いた。 

感想

 出版界の記事を掲載した出版ニュースの6月中旬号の「ブックガイド」に「現実主義者の選択」が紹介されました。http://www.otoku47.com/  
をご参照ください。

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