飲み薬の抗生剤には抗酒癖剤として作用するものがある!

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抗菌薬・消毒薬Q&A―有効・適正使用これだけは必要!

アミノグリコシド系薬

・PAEを有し、抗菌力は濃度依存的に殺菌作用があるので従来の添付文書記載の投与間隔よりも間隔をあけて投与することが可能。
・β-ラクタム系との併用時には、抗菌活性の増強目的で必ずアミノグリコシド系薬を先行投与する。
MRSA:ABK先行ではTime above MIC effectが低下。
緑膿菌、グラム陰性桿菌:AGsの殺菌力で生菌数を減少させてから、β-ラクタム系薬が作用。AGsによるPAE期にはβ-ラクタム系薬のsub-MICでもその抗菌力が増強。

マクロライド系薬

・ペニシリン系薬の代替薬としてアレルギー患者などに第一選択として用いられる。
・14員環、15員環は、抗炎症作用、抗バイオフィルム作用、血管新生抑制作用などを持っていることから抗菌以外の作用が注目されている。
・クラリスロマイシン等14員環マクロライド系薬は、抗菌薬として使用されるより少量で、びまん性汎細気管支炎や慢性副鼻腔炎に有効性が認められている。その作用機序は①バイオフィルム形成の抑制、②気道の粘液・水分泌の抑制、③気道内への好中球集積の抑制、④細気管支領域へのリンパ球集積の抑制およびリンパ球から産生されるサイトカインの抑制、⑤マクロファージ系の機能亢進などの抗炎症作用が考えられているが、詳細については不明。抗菌薬の少量長期投与による耐性菌誘導への懸念もある。
・マクロライド系薬は味が悪く、小児の服薬拒否がしばしばある。ドライシロップを溶解すると、経時的に味が悪くなる。溶解後すみやかに服用することがコンプライアンス向上のコツ。

グリコペプチド系薬

・グリコペプチド系薬は腎毒性および聴器毒性を有する(アミノグリコシド系薬、白金系抗悪性腫瘍剤など)との併用で腎障害、聴覚障害が発現、悪化する恐れがあるので、併用は避けることが望ましい。
・VCMと全身麻酔薬を同時投与すると、紅斑、アナフィラキシー反応等の副作用が発現することがあるので、全身麻酔の開始1時間前にVCMの点滴静注を終了する。
・TEICはループ利尿薬との併用で腎障害、聴覚障害を増強する恐れがあるので、併用は避けることが望ましい。

リンコマイシン系薬

・クリンダマイシン(ダラシン)は嫌気性菌による感染症の第一選択薬であり、誤嚥性肺炎などに使用される。
・エリスロマイシンとは併用禁忌。細胞のリボソーム50S Subunitへの親和性が本剤より高いため、併用しても本剤の効果が現れない。
・化学構造の一部がキニジンに類似するため、ワンショット静注で不整脈を起こすことがある。必ず点滴静注で投与。

テトラサイクリン系薬

・抗菌スペクトラムは広域だが、第一選択薬になることは少ない。
・テトラサイクリンは経口吸収が良好な薬剤であり、注射よりも経口投与が優先される。
・ドキシサイクリンはマラリア予防薬として使用されることがある
・食道に停留すると食道潰瘍を引き起こすため、十分量の水とともに服用。
・注射は静脈炎をおこすことがあるので注意が必要。

メトロニダゾール

・アルコールとの併用でジスルフィラム様作用があるので、服用終了3日間はアルコールを飲まない。
・消化器症状を予防するため、食後に服用する。
・めまい等が起こることがあるので、車の運転など危険な作業には従事しない。

抗菌薬・消毒薬Q&A―有効・適正使用これだけは必要!

抗菌薬・消毒薬Q&A―有効・適正使用これだけは必要!

  • 松山 賢治,賀来 満夫,河野 えみ子,桜井 美由紀,徳島 裕子

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