なぜ、どうして・・・など 横並びのタイトルが多い昨今、ここまで簡潔なタイトルは潔い

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新聞の正しい読み方:情報のプロはこう読んでいる!

正しい読み方・・・新聞に正しい読み方が有るのかと不思議に思い手にとりました。タイトルどおり
正しい読み方から始まり、記事とは、記者とはなど、元新聞記者である筆者が分かりやすく書いています。本書は「はじめに」に次いで第1章から第7章で構成されています。全章を取り上げると長くなりますので、特に これは と感じた箇所をいくつか紹介いたします。

第1章 新聞の構成を知る
・1面にはなにが書かれているのか
1面の左上の版数は14がもっとも新鮮。14版がその日の最終版であり、一番新鮮な情報が載っています。号外は号数に含まないもの。同じく1面の上部にはその新聞が創刊されてからの号数が書かれていますが、号外はそこに含まない「大ニュース」が発生した場合に配るもの。

・見出しには意味がある
縦見出しの段数で重要度が決まる。3段なら重要度3、最高5段まで。そこに横見出しが付いたら、重要度はさらに1つあがる。

第3章 新聞ができるまで
この章ではあえて「記事ができるまで」やその他の項目は本書に譲り、新聞社はどんな組織かに触れます。新聞社も「普通のカイシャ」、記者は最下層という表現は元記者である筆者らしい書き方だなと。そして組織のピラミッド図をみると・・・確かに最下層にいました。

第4章 新聞記者を理解する
この章も「記者の仕事」や「どうやってネタを取るのか」などは本書で確認いただくとして、記者の頭の中について書かれている図が分かりやすいです。スクープをとりたい、興味のあることを取材したいと考えながら同時に特オチ(他社にスクープされる)が怖い、紙面を埋めなきゃといったことを考えているそうです。もちろん、記者を続けたいという大前提があったうえで。

第7章 情報リテラシーを鍛える
・過去現在未来の視点を持つ
新聞の最大の魅力は過去に遡って読めること。あるニュースの過去に書かれていたことと現在で書かれていること、そこから未来(見えない部分)や先の展開を予想する「時間軸」を付け加えた視点を鍛えること。

感想

リード文の表現でスクープ記事かまだ生煮えの状態かを読み取れる、主語に注目する(政府首脳は大凡の場合 官房長官)、事実と推測を表現から読み取るなど新聞の読み方を分かりやすく的確に伝えてくれます。
また、権力との癒着、権力からの圧力など生々しい部分も筆者が書くと爽やか?に伝わってきます。情報を立体的に読み解く、ニュースを流れで理解する、時間軸を付け加えるなど、まだまだ紹介したいですが、ぜひ本書を手にとってください。読みやすく分かりやすい1冊です。

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