概要
行動分析学に基づき、物事を具体的に教えるための技術が書かれている。
教える技術
教えるとは
- できない行動をできるようにすること
- 間違った行動を正しい行動へ変える
つまり相手から望ましい行動を引き出すこと
信頼関係を築く
教える内容とは関係のない話で、安心して話せる土台を築く
- 自分の人間性の伝わる話をする
- 失敗談を話す
- 相手の話を聞く時間を増やす
教えの心得
- 行動に目を向ける
- 相手がどう成長したいかを把握する
- 相手が悪いと決め付けず、自分をチェックする
- 曖昧な言葉ではなく具体的に指示する
- 大目標と小目標を設定する
- 教えることは1度に3つまで
効果なサポート
- 成功体験を積ませていく
- 相手の行動を口に出して定期的に認める
具体的に教える技術
- 教える内容を知識(聞かれればできること)と技術(やろうとすればできること)に分ける
- 教える内容を細かい部分まで細分化し、どこができないか把握する
- 指示や指導は具体的に(MORSの法則)
計測できる/観察できる/信頼できる/明確化されている
上記4つの条件を満たすものが具体的な行動と言える
身についたかを確かめる方法
- キーワードを復唱させる
- レポートを書かせる
- 教えられた内容をどう活かしていくか説明させる
学習効果を高める働きかけ
①意識をこちら側に向ける
②学習のゴールを示す
③必要な知識を思い出させる
④重要ポイントを際立てさせ、教える内容を絞る
⑤表現を変えたり、たとえ話を交えるなどしてその知識を強化する
⑥ミニテストやクイズで正確に伝わっているか確認する
⑦テストやクイズに対して答え合わせする
⑧定期的に評価行う
⑨学んだことを活かせるよう、反復させる
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