動物行動学を研究している鳥取環境大学教授が遭遇する動物珍事件集 第5弾

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先生、キジがヤギに縄張り宣言しています!

子どものイソギンチャクはカタツムリのように這って動くのだ!

他大学に移動された教授の研究室から、海産動物入りの水槽を引き取ることになった。
嬉々として引き受け水槽をゼミ室に置いたところ、学生達も楽しく世話をしてくれた。
ある日水槽にイソギンチャクが現れる。喜んだ小林教授は、エサをやろうとして死なせてしまう。小林教授は落ち込んだが、数週間後、水槽内に小さなイソギンチャクを発見!しかも、カタツムリのように動く!
続きは後日!

フェレット失踪事件

研究室にいるフェレット"ミルク"。学生の卒業研究に協力いただき、大学の地下室で実験を行っていた。
しかし、ある日地下室からミルクが忽然と消えた!
実験室の隅にあるパイプに入っていったようだった。それから一週間、小林教授は眠れぬ夜を過ごし、諦めかけた時ミルクが無事帰ってきた!

テニスコートで死にそうになっていたクサガメ

「テニスコートに亀が閉じ込められている。」と事務の方から聴いた小林教授はテニスコートに赴いた。
ようやく見つけたクサガメは水分不足から目の周りがくぼんでいた。保護し水に着けると、くぼみはすぐになくなった。
”ラーメン”と名付けたクサガメと、以前別途保護(反射的に捕獲?)していたイシガメの”タマゴ”の種間の習性の違いを観察した。

ヤモリの恩返し?

「大学案内」をつくるため写真を撮る。そう連絡を受けていた小林教授は講義の途中でスライドの使用を切り上げ、写真を撮りやすいよう講話に入った。学生達に興味を持ってもらえるよう、「窓の外のツタにも生態系が形成されている」といい、窓を開けると、狙ったようにヤモリがちょこんと葉の上にいた。

ヒメネズミの子どもはヘビやイタチの糞に枯れ葉をかぶせようとする

小林教授のライフワークの一つにほ乳類のヘビに対する反応の解析がある。
鳥取県と岡山県の間にある芦津の森でヒメネズミが巣箱に巣を作ってくれたという話から、ヒメネズミの実験へと話は移る。齧歯類(ネズミなど)のヘビに対する反応は、社会性を持つか持たないかや体の大きさなどで異なることが知られている。しかし、子ネズミの反応は成体とは異なるか?を調べたところ、タイトルのような反応が見られた!結果は出次第報告します!とのこと。

小さな無人島に一人で生きるシカ、ツコとの別れ

鳥取県東部湖山池にある津生島に一頭で生活するシカがいる。調査等で度々上陸する小林教授は彼女と顔見知りになり”ツコ”と名付ける。互いに干渉し合わなかった一人と一匹だが、ある日ツコは小林教授の前に現れた。音も発さず向かい合った一人と一匹だったが、ツコはついっと行ってしまった。歩き去る彼女の足はすでに自分の体重を支えられなくなっていた。

先生、木の上から何かがこちらを見ています!

真冬のある日、小林教授は学生達と調査値の森に向かっていた。調査値の冬の様子が知りたかったからだが、雪に阻まれ、雪中登山を余儀なくされくたびれていた。すると学生が「先生、木の上から何かがこちらを見ています!」というので顔を向けると、そこにはホンドモモンガの姿があった!!

ヤギのことが気になってしかたないキジの話

鳥取環境大学にはタヌキやウサギ、キジが頻繁に現れる自然に恵まれた大学である。
キジの繁殖期に大学近隣に縄張りを築いたキジの"ゴン"はある動物を気にしていた。「ヤギ」である。
ゴンは鳥取環境大学ヤギ部のヤギ小屋の近くに縄張りを築いたため、ヤギの存在が気になって仕方がない!しかも当のヤギは知らん顔(当たり前)。切なくも切実なゴンの奮闘!

感想

研究内容に関してはさわりのみのものが多いですが、充分楽しめる動物好きにはオススメの先生!シリーズ第5弾。
モモンガプロジェクトもこの頃が始まりのようです。
本シリーズも5冊目となると、知っている・読んでいる生徒が増え、ネタを提供してくれる生徒がちらほらと現れたとか。律儀に紹介されているのが微笑ましい。お疲れの時には是非どうぞ。

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