日本人にとってカフェとはどういう存在なのか 興味をひかれて読みました。

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カフェと日本人 (講談社現代新書)

昔は喫茶店が一般名称でしたが、いつ頃からかカフェと発言する頻度が多くなった気がします。喫茶店とカフェは違うのか?喫茶店と聞くとやはり最初に思い浮かべるのがコーヒー、そのコーヒーの歴史や地域性、変遷について書かれた1冊です。私自身はコーヒーはほとんど飲みませんが喫茶店やカフェに興味のある方は手に取ってもらうのもアリだと思いました。本書は第1章〜5章で構成されています。いくつかキーワードを書きます。

第1章 カフェの誕生
・1杯いくらまでなら出す?
300円まで、500円を超えても気にしない。セルフカフェ派は300円まで、喫茶店でまったり過ごしたい派は500円を超えても気にしない。セブンカフェは2014年2月末時点で4.5億杯を売り上げた。
価格破壊を起したのはドトールカフェ。1980年に1号店をオープンさせたとき、当時300円だったコーヒーを150円で提供、カフェをより身近で使い勝手の良い存在にした。
カフェラテ、カプチーノ、カフェオレの違い。本書に譲ります。

第2章 日本独自の進化を遂げたカフェ・喫茶店
・ノマドワーカーの味方
個人作業やひとり時間の場として活用。フリーランスが多そうに聞こえるが実際はサラリーマンの利用が多い。
・日本のカフェ文化を代表する「モーニング」
朝の時間帯に注文されたコーヒーにトーストやゆで卵などをつけて提供するサービス。発祥地は諸説あり、愛知県一宮市、同豊橋市、広島県広島市、個人経営店主が始めたという。
名曲喫茶、シャンソン喫茶、ジャズ喫茶、歌声喫茶、ゴーゴー喫茶など音楽や踊りを楽しむ社交の場として利用された。

第3章 なぜ名古屋人は喫茶好きなのか
・飲酒より喫茶にお金を使う
一世帯あたりの喫茶にかける支出は名古屋市と隣見の岐阜市。
様々な「オマケ」でもてなす。その代表が「モーニングサービス」。コーヒー一杯の値段でトーストとゆで卵がつくのが基本。さらにもう1品というケースも多い。名古屋出身の著者が書かれているので説得力があります。
・「家族でモーニング」は首都圏に根付くか
愛知県や岐阜県では週末、家族で出かけてモーニングを頼む行為が珍しくない。ひとり300〜400円程度でドリンクつきの朝食がとれ、食事の準備や後片付けをしなくてすむからとのこと。著者いわく、首都圏の一部でこうした現象も始まっている。ただ、朝マックや牛丼店の朝定食、立ち食いそば店のモーニングそば、朝とんかつなどライバルは多いが、ゆっくり過ごせるという意味ではカフェが有利。

第4章 カフェ好きが集まる聖地
・スターバックスの一人勝ち、コメダの逆襲といわれる現在でも全国各地には地元民や観光客に愛されるカフェがある。著者による厳選された店とその特徴を紹介しています。各店の詳細やこだわりなどは本書に譲ります。

第5章 「うちカフェ」という見えざる市場
・コーヒーの6割以上を自宅で飲む
6割以上が自宅、2割以上が職場や学校で飲まれている。つまりカフェ・喫茶店の最大のライバルは家庭で飲む「うちカフェ」。こうした結果は所得減、外食控え、デフレの結果など複合要因だと著者はいう。

感想

コーヒーの歴史、喫茶店・カフェの歴史や変遷など、コーヒー好きの方は一読の価値はあると思いました。そもそもブレンドってなに?やスターバックスがコーヒーの苦味を甘味でカバーして女性客の心をつかんだ など知識として知っておいても良い情報が詰まった1冊でした。

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