自己PRの圧力と折り合いを付けるために。

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自分のことをしゃべりすぎる若者たち (講談社プラスアルファ新書)

社会から個人への自己アピール圧力が高まっている

テレビCMなど従来の広告手法の集客力低下などを背景に、新しく、より効果的なブランドのアピール方法が社会的に模索されている。

この影響は個人にもおよび、かつてないほど自己アピールの圧力が高まっている。

それに伴い、この圧力に負け、しゃべりすぎて失敗する人が増えている。

自己アピールの圧力と折り合いを付け、自己顕示欲を押さえるにはどうすればいいのか。

しゃべりすぎて失敗する場面

①気配りしすぎて/沈黙のプレッシャーに負けて 地雷を踏む

②価値観の違いを考慮せず、自己アピールをして失敗する

③情報量を重視しすぎ、話が長くなりすぎる

④自己顕示欲を素直にアピールしすぎる

しゃべりすぎる環境の拡張

かつては控えめであることが美徳とされた。

しかし、
高度経済成長などを経て、社会が成熟するにつれ、精神的な充実を求める風潮が高まり(※1)、
また、生産力の向上、流通網の発達(※2)、インターネットの普及などの技術革新(※1)から
自己アピールが誰でも簡単に行えるようになり、

自己顕示欲や自意識が肥大している。

(※1)内面の自己アピール:ゆとり教育、ツイッター、SNSなど
(※2)外見の自己アピール:ファッション(子供向けお姫様ファッションなどを含む)

自己顕示欲を抑制し自己アピールを控えることが何故大切か

①就職時など人事評価には「ポジティブチェック(※3)」と「ネガティブチェック(※4)」が行われる

社会が混沌と余裕がない現在は「ネガティブチェック」が重視される傾向にある。
自己PRをし、成功するとポジティブ(+)、失敗するとネガティブ(-)の評価を得るが
自己PRをしなければ、ポジティブ(0)、ネガティブ(0)と、減点評価を得るリスクが低い。

(※3)美点を見つけ加点で評価
(※4)欠点を見つけ減点で評価

②価値観に多様化、自意識の肥大でイデオロギーの対立が発生しやすくなっている

人は他人の自己顕示欲には敏感。

また、経済成長が収束し、人の価値が「物質的(経済的)豊かさ」から、
「友達の多さ(リア充か否か)」で測られるようになり、自己PRは人の琴線に触れやすくなっている。

加えて、ネット上などで自己プロモーションを成功させるためには
突出したスキルと労力が必要なのが現実であり、一般人は手を出さない方が無難。

③ネット社会と実社会の乖離

ネット社会では社交性(人付き合いが好き)が重視されるが
実社会では社会性(社会生活を営むことができる能力)が求められる。

ネット社会では知らず知らずのうちに自意識が肥大し、社会性が損なわれることがある。
現実社会での立ち位置を見失うなら関わらない方が無難。

沈黙に耐える

自己アピールなど承認欲求は時に人を不愉快にする。
心が弱ったとき、沈黙を破り、余計なことをしゃべりがちだが、結果的に自分のためにはならない。
沈黙に耐える工夫をする必要がある。

感想

個人的には,納得しかねる点も多々あったのですが、身に刺さることも多々あり、自分の考え方のパターンなどを意識するきっかけになりました。物語調で読みやすく、興味のある方は原本を是非お読み下さい。

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