デール・カーネギーが教えてくれる悩みの解決方法

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道は開ける 新装版

今日、一日の区切りで生きよ:昨日の重荷に加え、明日の重荷まで今日のうちに背負うなら、どんな強い人もつまずく。一日の苦労はその一日だけで十分。毎日が新しい人生。人は人生から避難したくなる。人は水平線の彼方にある魔法のバラ園を夢見ているが、我が家の窓の外で今日も咲き誇る薔薇の花など見向きもしない。人生とは、生きることの中、毎日毎時間の連続の中にあるのに、昨日のジャムをあれこれ考えたり、明日のジャムについて悩んでいる。今日のジャムを今パンに塗る変わりに。私の生涯は、恐ろしい災難に満ち満ちたものに思われたが、その大部分は、実際には起こらなかった。今日という日は、もう二度と巡ってはこない。過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の区切りで生きよう。(嫌なことが頭に浮かんだら、現在以外の過去と未来の扉を閉めろ!)。

悩みを解決するための魔術的公式:
1.まず状況を分析し、その失敗の結果生じうる最悪の事態を予測する。それに対する答えは、逮捕されたり、殺されたりするか?最悪会社をクビになるくらいと考える。
2.生じうる最悪の事態を予測したら、やむをえない場合、その結果に従う覚悟をする。今度の失敗は経歴に傷をつけ、失職するかもしれないが、そうなれば別の仕事を探せばいいだけだ。
3.これを転機とし、最悪の事態を少しでも好転させるよう、冷静に自分の時間とエネルギーを集中させる。

自分に不利な事実の全て、直面したくない事実の全てを把握する。事実を把握しなくては、問題に対しても賢明な裁定を下せない。「問題を手際よく表現したとき、半分は解決されている」。明確な決断に達すれば、苦悩の五割が消え失せ、決断を実行に移すと、残りの四割が蒸発する。

心の中から悩みを追い出すには:人は一度に一つのことしか思考できない。一つ一つを交互に考えることは出来ても、二つを同時に思考出来ない。感情も同じ。一方で何かに夢中になりながら、一方で、悩みに意気消沈する二つの状態に同時に身を置くことはできない。一つの感情は別の感情を追い払う。仕事が終わった後の時間、休暇を楽しみ、幸福感を味わうときに、悩みの原因ふさぎ虫が攻めてくる。こういうときに、生活は向上しているのだろうか?と疑い始める。悩みは、一日の仕事が終わったときに取り付き害をなすことが多い。目的がなくなれば、生活は崩壊する。ごたくを並べるおしゃべり屋にならない。多忙を求め、多忙を維持せよ。悩みを抱えた人は、絶望感に打ち負けないため、身を粉にして活動せよ!

カブトムシに打ち倒されるな:世の中の心痛はささいなことから生じる。ものすごく残酷な扱いを受けることは滅多にない。傷心の半ばは、自尊心がちょっと攻撃を受けたり、侮辱されたり、虚栄心がちくりと刺激される為に生じる。多くのささいな悩みに動じない。それを毛嫌いし、苛立つのは大げさに受け取るから。人生を、価値ある活動、感覚、偉大な思想、真実の愛、永久の事業に捧げよう。小事にこだわるには人生は短すぎる。人は勇ましい森の巨木に似ている。まれに襲ってくる人生の嵐、雪崩、雷鳴には何とか生き延びていくが、悩みという小さな虫、指でひねりつぶせるほどの虫によって、心を食い破られてしまう。気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱してはならない。

避けられない運命には調子を合わせよう:人は、やむを得ない場合、驚くべき速さでどんな状況も受け入れ、自分を順応させ、それを忘れることが出来る。どうにもならない不愉快な立場に立たされる事は多いが、それはどうしようもない。選択は自由である。天命として受け入れ、自分を順応させる事も出来るし、一生を台無しにしてまでも反抗し、神経衰弱にもなれる。物事をあるがままの姿で受け入れよ。起こったことを受け入れることが不幸な結果を克服する第一歩。人が避けようのないものに文句をつけ、反抗しても、避けようのないもの自体を変えることは出来ない。だが、自分自身は変えられる。動物は、夜にも嵐にも飢えにも静かに立ち向かう。神経衰弱や胃潰瘍にはかからず、頭がおかしくなることもない。「全てのこの世の病には、治す手だてがあるか、なし。手だてがあるなら見つけよう。手だてがないなら忘れよう」。「私は一文無しになっても悩みはしないだろう。悩んだところで、何の益もないからだ。私は最善を尽くして、後の結果は神にお任せする」。意志の力ではどうにもならない物事は悩んだりしない。「神よ、我に与えたまえ、変えられないことを受け入れる心の平静を、変えられることを変えてゆく勇気と、それらを区別する英知とを」。

悩みに歯止めをつけよう:ストップ・ロス理論を応用する。この状況はこの程度のイライラで十分。悩みに対してストップ・ロスを設定する。悩みに対し、人生を余分に支払うのは愚の骨頂。一生の半分を口論で費やす暇はない。
1.現在、自分が悩んでいることは実際にどの程度の重要性があるか?
2.この悩みに対する「ストップ・ロス・オーダー」をどの時点で出して、悩みを忘れるべきか?
3.この呼子笛に対して正確にはいくら支払えばよいのか?すでに実質価値以上に払いすぎていないか?

オガクズを挽こうとするな:人は180秒前の出来事にさかのぼることも、変更を加えることも出来ないくせに、そういう愚かな行為をしている。起きてしまった出来事に変更を加えることは不可能。過去の失敗を冷静に分析して何かの足しにし、あとは忘れること。「こぼれたミルクを悔やんでも無駄だ」。出来ることは、あのミルクを帳消しにして忘れ、次の問題に取りかかること。オガクズは挽いたカス。過去についても同じ。すでに終わったことについてと悩むのは、オガクズを挽こうとしているだけ。

仕返しは高くつく:敵に憎しみを感じると、自分が敵に支配される。その支配力は睡眠・食欲・健康・幸福にまで及ぶ。憎悪は少しも敵を傷つけず、自分を傷つける。仕返しは考えない。仕返しをしようとすれば、相手を傷つける前に自分が傷ついてしまう。自分の敵を愛しなさい。敵を愛することができなくても、自分を愛そう。幸福や健康を敵の支配に委ねなくても済む程度に。

恩知らずを気にしない方法:感謝の心はたゆまぬ教養から得られる。感謝など期待しなければ、ほんの少し感謝されただけでも喜べる。感謝されなくてもイライラすることもない。人は生まれつき感謝を忘れやすく出来ている。絶えず感謝を期待していることは、自ら進んで心痛を求めていること。

百万ドルか、手持ちの財産か?:あなたは両目を1億円で手放す気があるか?両足と何かを交換したいと思うか?子供は?家族は?あなたの財産を合計しよう。どんな大金でも、自分の持ち物を売る気にはならない。人は自分に備わっているものを考慮せずに、いつも欠けているものについて考える。出来事の最も良い面に目を向けよう。

死んだ犬を蹴飛ばすものはいない:犬が元気であるほど、大物であるほど、それを蹴飛ばして大きな満足を覚える。蹴飛ばされたり、非難された時、相手はそれによって優越感を味わおうとしている場合がある。それは、あなたが何かの業績を上げ、他人から注目されていることを意味する。自分たちより高い教育を受けた人や成功した人を悪く言い、野蛮な満足感を味わう人が多数いる。低俗な人は偉人の欠点や愚行に喜びを感じる。不当な非難は、しばしば擬装された賛辞である。死んだ犬を蹴飛ばすものはいない。

非難に傷つかない為には:人は自分に向かって投げつけられる嘲笑や悪口を気にしすぎる。人は他人のことに気をかけず、他人の評判には無関心である。人は絶えず自分のことだけを考えている。他人が死んだというニュースより、自分の軽い頭痛に対して千倍も気を使う。神であるキリストですら嫌われるなら私が嫌われても仕方ない。他人からの不当な批判を免れることは不可能だが、不公平な批判で傷つくかどうかは自分で決めることができる。自分の心の中で正しいと信じることをしよう。しても悪口をいわれ、しなくても悪口を言われ、批判から逃れることは出来ない。人の上に立つ限り、非難を免れることは不可能。気にしないようするしか手がない。

疲労や悩みの原因となる倦怠を追い払うには:人は興味あることを行うと、滅多に疲れない。倦怠が能率低下の原因。疲労は仕事によって生じたのではなく、悩み・挫折・後悔が原因となっている。好きな仕事をやれる人が幸せ。やる気と楽しさの分だけ、悩みや疲労が少ないから。興味のわくところにやる気も生じる。単調な仕事を興味のわく仕事に変えよう。毎日、自分自身と競争しよう。

思い悩む事柄の90%は起こらない。まだ起こっていない事、自分の力ではどうにもならないこと、まして起こらないかもしれないことについて悩むのは愚の骨頂。今日は、昨日のあなたが思い煩っていた明日。今悩んでいることが間違いなく起こるという保障はどこにあるのか?

世界は常に苦悶の渦中にあり、文明は常に危機に直面していた。歴史書の各ページは戦争、飢餓、貧困、疫病、同胞に対する非人間的な行為など悲惨な物語に満ちている。一時間ほど歴史を紐解くと、現状は決してよくないけれども、過去に比べるとはるかに良くなっている事実を認識できる。これによって、世界が少しずつ良い方向に動いているのを知ると同時に、現在の悩みも大局に立って考えることができるようになる。歴史を読み、一万年の尺度で物事を判断しよう。少々の悩みなど、永遠という観点からは取るに足らぬものだ。

メクトウブ(既に書かれている)!避けようのない事態に対して愉快に服従する。阻止できず、けようのない事態は受け入れよう。その後で活動を再開し、残ったものを集めればよい。

悩んでいる時間の半分を問題の解決に振り向けたら、悩みは解消できる。悩みは、身についた悪習。悩みは原因を突き止めることを忘れ、事実に向き合うことを回避したことから生じた無気力状態である

時々半死半生の目に遭うのも薬。底の底まで落ち、切り抜ければ日常の問題が取るに足らないことに思える

兵站線が確保されていたから、何も悩むことはない(仕事がなくても生きていける)

どん底まで落ちても、死にはしない。人は思う以上に忍耐強い。「俺は底まで落ちたが、それに耐えてきた。これからは上に行くだけだ」。落ちるところまで落ちてしまえば、後は上へ行く努力をすればよい

お前は生真面目すぎる。ささいな仕事を重大に考えすぎている。もし今晩お前が死んでも、万事うまくやっていける。少しも困りはしない。気楽に考えろ。

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