年齢を重ね,家族の多くに先立たれたからこそ分かる「家族」とは何か

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家族という病 (幻冬舎新書)

家族はむずかしい

日本人は家族に対し,「家族は素晴らしいもの」という盲目的な思い込みがある.

家族は難しい.

互いの距離や価値観の違いが圧力となることもあり,家族間で事件が起こることも多い.

また,お金が絡むとどうしようもなくこじれてしまう.

家族のことは理解しているつもりでも,案外何もわかっていない.

自分のことすら理解しきれないのに, わかるはずもない.

理解しあえないことを互いに容認し,過度に期待し合わない方が楽である.

家族の何が問題か

家族のことを考えるとき,その人の意識は家族の内側に向く.

そのため,自分の家族が良ければいいというエゴが生まれる.

日本にはこのエゴが溢れている.

家族エゴ,地域エゴ,日本人エゴ.

家族エゴは家族が個人である前に役割を強要されることから生じるのではないか.

また、国家は家族を礼賛する.

家族単位でまとまっていると治めやすいからだ.

家族を小型の国家と考えると、

自身の国を守るために他の家族(国家)と戦いを行うなど

排他的にならざるを得ないのかもしれない。

家族という暴力

何故夫のことを主人と呼び、子供のために犠牲になることが美徳とされるのか

同じ苦労でも 本人が自ら望み選んだ道であればストレスも少ないのではないか

他人とともに暮らすことは 思いやりをはぐくむ上で大事だが

血の繋がりは日本人が思っているほど重要ではない.

養子であれ何であれ、黙って自分を愛してくれる人の存在は有り難い.

血のつながりや、戸籍上の姻戚関係があっても 心の繋がりがなければ 家族を失って安寧を得ることもある.

家族の墓に入らないことを望むこともある.

介護で子は初めて親を理解する

親は親の役割を演じている.

介護が必要になり始めて子に弱みを見せられる.

家族が死んで初めて分かることもある.

家族に迷惑をかけられることが嬉しいこともある.

一番近くて遠いのが家族.

感想

おそらく著者の主張(考え)はこういうことだろうという推察の元にまとめており
個人的主観が強いことをお詫びします。
新聞などでは過激な(小)タイトルが取り沙汰されておりましたが、内容は淡々としていて、とても好感が持てました。
本書は、著者が自分の家族を主軸に書き上げたものであり、
著者の個人的なエピソードが抱負に織り込まれているのですが、まとめでは割愛しました。
興味のある方は是非原本をお読み下さい。

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