年間10万人の介護離職、日本はさらに高齢化社会になるので他人事ではないお話

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その日は突然やってくる  離れて暮らす親のもしもに備える本

親のもしも・・・私の親の介護は誰がするのか?漠然とですが、親の近所に住んでいる長男夫妻がするものと私は勝手に思っていましたが、この1冊を読んでみて、「いや、誰がするのか」ではなく、「どうするのか」を知るきっかけになりました。本書はChapter0〜5と資料編で構成されています。以下、各Chapterで私なりに思うところがあった部分を簡潔にまとめてみました。

Chapter0 仕事や家族のことで忙しい人ほど気をつけないといけない
・親と別居且つ親の住む実家まで片道1時間以上のところに暮らす子どもが2割以上いる。万が一の時にすぐに駆けつけられないという意味が潜んでいます。また、親は今は元気だから介護、認知症や相続などを考えていなかったり、親とそういう話をすることを意識・無意識に避けている方々も多いのではないでしょうか。元気なうちにしてけばよかったと後悔しないように親との対話をしないとと再考しました。

Chapter1 親も自分も幸せに暮らしていくために
・罪悪感を持つ必要はない
誰かに頼んだりサービスを活用して離れて暮らしたままでも親の面倒をみることに罪の意識を持たないでもいい、そのためには親子関係が良好であり、隣近所や近くに住む親類縁者とも良好な関係を築いておいたほうがもしもの時により備えられます。親子や親類縁者との関係が良好でなければ再構築をする良い機会だと本書には書いてあります。

Chapter2 帰省時のチェックポイント
・冷蔵庫の中をチェックすることが1番大切だとのこと。同じ食材がいくつもある、期限切れの食材が多い、使いかけの同じ調味料が多い・・・認知症の始まりではないかと疑われる行動なのではと理解。認知症は介護原因の第2位(20.5%)、1位は脳卒中(24.1%)とのことです。この2つで50%弱を占めるので、帰省時には冷蔵庫の中を確認するのは親の健康状態を知るには簡単且つ確実な手段だなと受け止めました。

Chapter3 突然の「もしも」が起こったときの知恵
・地域包括支援センターに相談してみる。Chapter1でも触れましたが、隣近所や親類縁者以外にも頼れる、通称「包括さん」。全国の各地区町村に4,000か所以上設置されているので、webで「◯◯市地域包括支援センター」と検索して相談することも知恵のひとつだなと教えられました。

Chapter4 介護という問題に対処する知恵
・主に介護サービスを受けるための手続きの流れや申請方法、認定されなかった時の知恵(包括さん)について書かれています。要支援と要介護は別物であり、そういった基礎的な部分から詳しく書かれているので本書で確認してみてください。また、いわゆる「老人ホーム」、「老健」や「療養型医療施設」などの違いもわかりやすく説明されています。

Chapter5 必ずやってくる「死」について最低限おさえておくべきこと
・親の希望、菩提寺やお墓、誰が喪主か、葬儀社を調べる、親類縁者の連絡先をまとめておく、通帳・印鑑の保管場所、ご自身の勤務先の忌引き休暇日数など最低限おさえておくべきことを簡潔にまとめてくれています。また、一般的な葬儀の流れ、形式や戒名の金額の他にも、区民・市民葬など費用が心配な方にも頼りになる情報が載っています。看取ったあとの手続き、相続、相続財産には何が含まれるかなどなど、ぜひ一読ください。

資料編は本書に譲ります。

感想

親のもしもは必ず来ますし既に迎えている方もいらっしゃるかと存じます。その時の心の準備、手続きと流れ、介護から看取り、看取った後までをわかりやすく纏めてある1冊です。既に介護をされている方でもご存知ないかもしれない制度や支援を発見できるかもしれません。本書をきっかけに親の
老いと向き合いどうするのか、親はどうしたいのかという対話がなされることを自分自身も最後までこのまとめを読んでくださった方にも是非して頂きたく存じます。最後までお付合いくださった方には感謝致します。一瞬でも目に留めてくださった方にもきっかけになれば幸いです。

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