感情の整理?、整理ではなくコントロールするものなのでは?とちょっと興味を持って手にしました。著者は精神科医ですが、一般人にも理解しやすく、普段の生活で起こりうる状況などを例に分かりやすく書いています。既に実践しているものもいくつか有りましたが、改めて考えさせてもらい気付くことや納得感が多々ありました。
40代後半の著者とほぼ同世代の私には刺さる/納得いくことが数多くありましたので、同世代あるいはもう少し上の世代の方にもオススメです。以下、いくつかキーワードです。
・人生に感情の整理が必要なわけ
感情の整理が上手な人は情緒が安定している
・自分の性格を認めない人は、「悪感情」を乗り越えられない
自分が正しいと思い込んでしまえば、すべての非は相手にあります。悪感情から抜け出せない人のパターン
・ほどほどの自己愛が「いい自分」をつくる
わたしもまんざらではないと思う気持ち
・文句・ケンカは感情を沸き立たせるトレーニング
自分の感情を素直にぶつけケンカする、納得できないこと、我慢できないことはどんどん口に出す
・向上心のある人は「嫉妬」がない
自分と他人を比べるから「うらみ」や「嫉妬」が生まれる
・百点満点をめざす人は、しょっちゅうつまづく
この悪循環を抜け出すには、とにかく完全を目指さないこと
感想
その他にも「知らないこと」と「できないこと」を区分する、人間関係に「嫌い」を持ち込まないと楽になる、人を愛せる人は「人をけなさない人」など、
うんうんと頷きながら一気に読んでしまいました。個人的には人間関係は感情関係であるという著者の言葉が一番好きです。自分をほどほどに愛すること、もっと感情整理が上手になれるようにさせてくれた1冊です。オススメです。
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