生きていくために 良い意味で「ズルさ」を身につける

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「ズルさ」のすすめ (青春新書インテリジェンス)

⑴ 人と比べない

人間が動物であり、集団を作る限り競争はうまれる
競争が社会や経済を発展させるのは事実。若いうちは競争も必要

しかし、世界には多様な価値観があり、複線思考を持つことで精神的にも経済的にもリスクヘッジができる
生きて行くには不条理なことが多い。人事を尽くしたのなら、後はいかに上手く「負ける」か
そして自分の人生のテーマを見つける

⑵ 問題から目を背けない

問題の初動を誤るととんでもないトラブルに発展することがある
大切なのは「何を問題として捉えるか」
問題の認識は生き方や文化で変わってくる
自分の認識が社会とズレていないか意識する
問題が深刻なほど当事者は楽観的。問題から逃げない

問題は
1. 解決可能か、2.解決不可能か、3.解決できずとも緩和可能か、に分け、最悪をシミュレーションする

資本主義では購買意欲を誘うため意図的に作り出された「擬似問題」が溢れている
「本質的な問題」と「擬似問題」を区別するには、自身の社会的基盤が重要

⑶ 頭で考えない

論理的に考えるには限界がある
限界を知り、未知の世界を敬うことが大切

自然や人に向き合い、「違和感」に気付く直観力を養う

⑷ 時間に追われない

自分の時間を意識的に作る
そうすることで自分を取り巻く世界の矛盾が見えてくる

⑸ 酒にのまれない

酒の席で真面目な話はしない

大切なのは酒を飲んだ次の日。話を蒸し返さず粛々と仕事をする
そうすることで信用がついてくる

⑹ 失言しない

失言には、「無知からくる失言」と「偏見からくる失言」がある
相手の立場、考え方を理解し、言い方や立ち振る舞いを工夫することで失言は防げる
また、教養をつけることで失言はなくなる

⑺ 約束をやぶらない

現在の社会は信頼を基に構成されている
信頼が成立しない社会は発展しない
出来ない約束をする必要はないが、言質を取らせないよう言い方を変えることは必要

⑻ 恩を仇で返さない

受けた恩は忘れがち。大げさに恩返しするくらいで釣り合いが取れる
復讐は神に任せ、自分を取り巻く世界からの恩を再認識する

⑼ 嫌われることを恐れない

社会で生きていく上で好かれることを目的にするのは当然

しかし、法令遵守に関わる問題など、主張すべき時は他人からの評価を突き放すことも必要

⑽ 人を見た目で判断しない

見た目での判断は、判断の効率を重視したもの
人の本質を見極めるためには、時間をかけてその人がお金や人とどう付き合うかを観察する

(11) 上下関係を軽んじない

上司には基本的に逆らわない
数字を出す人、専門技能を持つ人は例外だがそれでも3回まで。それで受け入れられなければ諦める
生き残るためには「逃げ場」を常につくっておく

感想

著者は元ロシア外交の外交官。本書には外交官時代のエピソードも織り込まれており、読み物としても面白い。
ハニートラップの現実など、興味のある方は是非一読ください。

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