港湾政策の新たな切り口を提唱!

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港湾政策の新たなパラダイム―欧洲港湾との対比

港湾管理者・港湾研究者、海運・製造等の港湾産業関係者へ

本書では1つの新しい港湾政策を提唱する。
欧州に在住していた著者が、実際に欧州港湾を訪問し、現地の港湾当局者と意見交換をしてきた結果を反映。日本の港湾競争力強化のために、「選択と集中」以外の新しい切り口で港湾政策を提唱する。

【はしがき】より一部抜粋
私の長年にわたるヨーロッパ港湾研究の成果を活用することとした。私はロンドンに6年、オランダに6年、都合12年ヨーロッパに住んでいたことから、ヨーロッパ的な価値観や判断基準には比較的なじみがある。その知識経験をベースに、過去約10年にわたってたびたび欧州港湾を訪問し、それぞれの地で港湾当局者と意見交換をしてきた結果を本書に盛り込んだ。その内容を見ると、上述のルアーブル/ハンブルグ・レンジの港湾とはずいぶん異なる考え方の港湾政策が欧州には混在していることに気がつかれるはずである。

第Ⅰ部 日本の港湾政策の変遷

第1章 わが国の港湾政策の歴史概観
 1.はじめに
 2.わが国の近代港湾政策の背景
 3.現港湾政策に至るまでの経緯
 4.スーパー中枢港湾政策の総括

第2章 現在の港湾政策について
 1.はじめに
 2.国際戦略港湾政策
 3.港湾競争論の再検証
 4.まとめ

第3章 世界経済の変化と海上コンテナ荷動きの進化
 1.はじめに
 2.世界経済の変化
 3.豊かになるアジアの人々
 4.物流の変化を捉えよ
 5.時代は変わった

第4章 新たな港湾政策論―港湾政策のパラダイムを問う―
 1.港湾政策のパラダイム現状
 2.パラダイム修正が必要
 3.港湾競争概念の修正
 4.これからの日本港湾のあり方

第5章 港湾競争と人
 1.港湾競争と人の関係
 2.港湾競争における「人」の役割
 3.港運業界の国際人材戦略
 4.まとめ

第Ⅱ部 北部欧州港湾の戦略

第6章 欧州港湾政策の推移と現状
 1.はじめに
 2.欧州運輸政策の端緒
 3.欧州運輸政策の理念
 4.欧州の運輸政策の概要
 5.欧州港湾政策に対する船社および荷主の立場
 6.現在の運輸政策と港湾政策
 7.評価と問題点

第7章 欧州港湾の概要
 1.欧州港湾の基本理念
 2.欧州港湾の利用方法の調査と結果
 3.欧州港湾の特徴

第8章 オランダの港湾
 ロッテルダム(Rotterdam)港

第9章 ベルギーの港湾
 1.アントワープ(Antwerp)港
 2.ゲント(Ghent)港
 3.ゼーブリュージュ(Zeebrugge)港

第10章 ドイツの港湾
 1.ハンブルグ(Hamburg)港
 2.ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)港・ブレーメン(Bremen)港
 3.リューベック(Lübeck)港

第11章 スカンジナビア諸港の港湾経営
 1.はじめに
 2.調査項目および方法
 3.調査結果
 4.スカンジナビア港湾が示唆する問題と課題

第Ⅲ部わが国の港湾政策のパラダイム転換

第12章 わが国の港湾政策パラダイム転換へ向けて(まとめ)
 1.はじめに
 2.港湾政策と競争
 3.港湾間競争の主体の曖昧さ
 4.欧州の港湾間の競争
 5.欧州連合(EU)の港湾政策と物流戦略
 6.脱港湾競争とポートクラスター論
 7.基幹航路とアジアの時代
 8.都市環境と港湾
 9.港湾は海洋保全の番人(メキシコ湾油井爆発事故判決に学ぶこと)
 10.日本の生きる道
 11.おわりに

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