来春にアニメ化も決定済みの異能力バトル・富士霊峰編。事実から逃避する兄と、願いのために手を汚す妹

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ビッグオーダー (8) (カドカワコミックス・エース)

2016年の春にTVアニメ化も決定しているサスペンス異能力バトル、第8巻

残酷な真実を突きつけられる兄と、全ての解決のために凶行に走る妹の戦い

目次

Subject 38.賽と悪徳の試金石
Subject 39.交錯する者達
Subject 40.富士追撃戦1
Subject 41.富士追撃戦2
Subject 42.兄妹決戦
Subject 43.亡者の列
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『少年エース』 15年4‐6月号、8‐10月号掲載分を収録。オマケページは無し。

前巻までのあらすじ

余命の迫った妹・瀬奈の命と引き換えに、七つの霊所を結ぶ霊脈で構成された巨大な逆五芒星の中心・奈良にて、再度の大破壊を起こそうと企むエイジの父・源内。源内の目的は大破壊を起爆剤とし、精神と物質が逆転した空間 「識」 に繋がるゲートを開き、この世を 「どんな願いでも叶う世界」 へと変えることだ。
瀬奈救出のために父の計画を阻止せんとするエイジは、その最中、「『拘束する支配者』 は元々は瀬奈の能力だったこと」「能力を暴走させ、十年前の大破壊を起こしたのは実は瀬奈だったこと」「本来の自身の能力 『記憶の盗掘者』 を用い、自分と瀬奈の記憶を改竄のうえ、妹の能力を強奪していたこと」 を思い出す。
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途中、瀬奈が自主的に源内の計画に協力するという不可解な行動を見せるも、エイジと鈴の活躍により二度目の大破壊は不完全に終わる。だが、その過程で源内と十人衆の一人・根原が死亡、瀬奈と柊&殺人が消息不明となる。
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三ヶ月後、DAISYの関知しない新たな能力者が誕生する事件が発生。その調査を行うエイジは、能力者を生産しているのが失踪した瀬奈だと知る。
妹の生存を喜ぶエイジだが、彼の命を狙う新たな敵――能力無効化装置を持つ元・傭兵の国連大使・亥川が登場。さらに、本来の目的である源内討伐を達成したこと、「識」 へと繋がるゲートの開閉装置が修復不可なほど大破したことから、十人衆より協力関係の破棄を言い渡される。
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孤立したエイジは鈴と壱与の協力を取り付け、三人で瀬奈の捜索を開始する。

本巻のあらすじ

葉鳥と新たな三人の能力者を従え、国会を襲撃する瀬奈。「勝てば人質解放、負けたら自分の言いなりになる」 という条件で首相にダイス勝負を持ちかけ、これに勝利。仲間の一人の 『賭け事の結果を強制する能力』 にて国家機能を手中に収めてしまう。
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クーデター成功後、日本中に向けて会見を開いた瀬奈は、三カ月前の畿内での大破壊を起こしたのは自分だと告白。そして、五時間後に三度目の大破壊を起こすと宣言する。逆五芒星を構成する霊所の一つ・富士霊峰、そこに源内が計画遂行のために集めた霊力の残りを流し込み、爆薬を用いてゲートをこじ開けるつもりなのだ。
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瀬奈の殺害を主張する鈴と、妹の凶行に戸惑いつつ、なおも彼女を庇おうとするエイジ。意見を違えて争う二人の前に、国連大使の亥川が姿を見せ、大破壊阻止のための一時的な共闘を申し出る。
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快諾したエイジたちは、青木ヶ原樹海を富士霊峰へと向けて驀進する超大型貨物列車に突入。瀬奈のいる先頭車両に向かいたいが、その手前には時間停止能力者のフランが待ち構える。その撃退法を相談するエイジたちだが、この期に及んで妹の潔白を主張する彼に対し、「世間がそれを受け入れるはずがない」 という当たり前の事実を突きつける亥川。
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不審な言動を繰り返すエイジを目にし、「十年前の大破壊を起こした犯人は、エイジではなく瀬奈である」 という真実に亥川は気付く。

補足

次巻、最終決戦・東京編は来春を予定

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