そりゃ、オオカミにだって言い分はあるよね

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三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)

3びきのこぶたの真相をオオカミの視点から描いた絵本。

おおかみは、大好きなおばあちゃんのためにバースデーケーキを作っていた。しかし途中で砂糖が切れてしまい、おとなりさんに砂糖を一カップ分けてもらいに行った。そのおとなりさんが、藁で家をつくったコブタだった。オオカミはドアをノックして声をかけたが出てこない。あきらめて家に帰ろうとしたが、そのとき、オオカミはひどい鼻風邪をひいていて、ものすごいくしゃみをしてしまった。
すると、藁の家はバラバラに壊れ、藁の山の真ん中にコブタが死んでいた。目の前に転がっているごちそうをそのままにするなんて、もったいない。オオカミはすっかり、食べてしまった。
木の枝でつくった家も、もちろん同様に壊れ、死んでしまったコブタも同様にすっかり食べてしまった。
煉瓦でつくったコブタの家では、ひどく意地の悪いコブタに腹を立てたオオカミだったが、あきらめて帰ろうとした。でも、おばあちゃんのことまでひどく言われ、ドアを壊そうとしたり、くしゃみで大騒ぎをしたりしていたら、かけつけたおまわりさんにつかまってしまった。
新聞記者は、オオカミがコブタを二匹食べたことを探り当てた。でも砂糖を分けてもらいに行った鼻風邪のオオカミの話なんて面白くないから、誰もが知っている3匹のコブタの話をでっち上げ、オオカミは悪い悪いオオカミにされてしまったのだった。
それが本当の話。

感想

物事は、双方の意見を聞かないと実感させられる話。
いろいろなことを鵜呑みにしないことの大切さも理解できる話だと思う。
また、文化の違いという視点からも、この話を捉える事が出来る。オオカミがチーズバーガーがかわいかったら、人間だって悪い奴ということになると言っているが、確かにその通り。文化の多様性を認めていかなくてはこれからのグローバルな世界では生きていけないのかもしれない。

内容もとても楽しく、オオカミがとてもかわいらしく見えてくる。逆に、コブタ達のふてぶてしいこと。。。絵もとぼけた感じがいい。

視点をコブタからオオカミに変えるだけで、全く違う話が展開されるところが面白い。国語の学習として、視点の移動の説明にも分かりやすいと思う。

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