本当の自分をとりもどすことができた女の子の話

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ストライプ―たいへん!しまもようになっちゃった

周りの子からどのように見られるかが、気になって気になって仕方がないカミラは、大好きなリマ豆を食べることができません。なぜなら、クラスの子に笑われたことがあるから。

ある始業式の日のこと。42着の服を試着しても、どれを着るべきか結局決めることができなかったカミラの体は、赤いワンピースを体に当てた時に全身がストライプに変わってしまいました。
その日は学校を休み、バンブル先生に診てもらい、軟膏をもらいますが治りません。明日は休まなくてもよいというバンブル先生の指示にしたがって、次の日は学校に行きますが、子どもたちが口々に言う色や模様や形に合わせて、カミラの体の模様は次々に変わってしまい、学校は大騒ぎになってしまいました。
その日の夜、校長先生から明日から学校に来ないでほしいと電話がありました。クラスの保護者がストライプがうつらないかと心配しているというのです。カミラは仲間外れにされたことにショックを受けます。心配したお父さんが何かしてほしいことを聞きますが、カミラは本心を言うことができません。カミラは、本当はリマ豆を食べたかったのです。

テレビにも取り上げられ、次の日から、いろいろな人がカミラを治すためにやってきました。しかし、誰もカミラを治すことができません。様々な人が言うことにカミラの体は次々に反応し、どんどん症状はひどくなっていきます。ウイルスの頭が出てきたり、バクテリアの尻尾が生えたり、木の根っこが生えてきたり。ついにはカミラの体は溶けだし、カミラの部屋と一体化してしましました。タンスが鼻に、ベッドが口に、壁にかかった二つの絵が目になりました。

その時、かわいらしいおばあさんが訪ねてきました。おばあさんはリマ豆を食べると治るといいますが、カミラは嫌いだと言って食べようとはしません。本当は食べたいのに。しかし、カミラは、思い直します。こんな体になっているんだから、リマ豆を食べて笑われるなんて、大したことではない。
リマ豆を食べたカミラの体は、すっかり元通り。
「わたしにはわかっていましたよ。ほんとうのあなたが、この場所のどこかにいるってね」
おばあさんはそう言って帰って行きました。

その日から、カミラは友だちに気味が悪いと悪口を言われても気にしなくなりました。リマ豆も好きなだけ食べ、もうストライプになることもありませんでした。

感想

とても良い話だと思います。
5年生の読み聞かせに使いました。終わった後、拍手が起こり、こちらがびっくりしました。本によっては、おしゃべりを始めたり、自分の本を読み始めるクラスだったのですが、かなり好評だったと思います。

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