今も昔も天皇陛下は全日本国民のためにいらっしゃる

2613viewsenoenoenoeno

このエントリーをはてなブックマークに追加
天皇家99の謎

99という中途半端な数字、私自身は昭和天皇と今上天皇(現天皇陛下)ぐらいしか見たことがありません。それもメディアを通じてのみ。一生で何分間見られることができる存在なのだろう、ご公務やそれ以外の時は何をされているのだろうと興味が湧き読んでみました。本書は第1章から5章で構成されています。簡単ながらレビューを致します。

第1章 日本最大の聖域 天皇家
・天皇家には苗字がない
天皇は国民の代表であり、国民統合の象徴である。と新渡戸稲造が「日本」という英語で書いた書籍にある一文が参考になり、天皇と一族である皇族を合わせて「天皇家」と呼ぶ。また、氏姓制度も有力説で、この制度では天皇は頂点に君臨し、臣下に姓を授けられる唯一の存在だったため、「姓」を持つ必要がなかった。

第2章 天皇家の仕事と家計
・天皇と皇后の仕事はどれくらい大変か?
憲法で定められた国事行為、皇居•宮殿での行事、全国各地の式典出席・・・とにかく多岐にわたる。本書内では定量で知るために2013年度の仕事を数字で表している。書類に署名押印した数1,000件、主催した行事の数230件・・・詳しくは本書を参照してください。どれだけ激務かがわかります。

第3章 天皇家の歴史 〜日本ができるまで〜
・「天皇」という言葉の語源は?
有力視されているのは中国の道教思想に由来。古代中国では世界は北極星を中心に夜空が回っていると気づき、そこが世界の中心と考えた。この北極星への信仰を北辰信仰という。一方、日本の天皇(当時は大王(おおきみ)は田畑を育てる農耕社会を支配していた。収穫を左右する天候=天に強い畏敬の念を抱いていた。季節や自然と関係が深い北辰信仰と親和性が高く7世紀中頃に大王から天皇に変わったと考えられる。

第4章 天皇家の歴史 〜近代日本と敗戦〜
・在位わずか15年、大正天皇の素顔とは?
明治時代は45年間、昭和時代は64年間、大正時代はわずか15年間と短く、主な出来事といえば関東大震災ぐらい。大正天皇は子煩悩で業績として特筆すべきは一夫一妻制を採ったこと。
・「昭和天皇実録」には何が書いてあるのか?
詳細は本書に譲りますが、太平洋戦争時代に建造された世界最大の戦艦に「大和」と名付けたのは昭和天皇だったこと。もう1つの候補は「信濃」だったこと。

第5章 天皇家の日常と未来
・近親婚を繰り返した結果、皇后も前代の天皇の血を引いている男系継承者という状況が長く続いたため、天皇に不測の事態が起きても、皇后が「男系女性天皇」として即位できた。また側室制度は大正天皇が事実上廃止したこと、戦後のGHQの政策で11宮家51名が皇籍を離脱し、皇族の数が激減。それ以降に誕生した男系男子は徳仁親王と文仁親王のみ。新しい時代の新しい皇室の形を模索するべきか今後も議論は続くはず。

感想

ご覧のとおり、上記したのは99のうちのほんのわずかです。他にも興味を持って頂けそうなキーワードがたくさんあります。例えば、天皇が天皇になるための秘儀とは?、天皇は私有財産を持てるのか?、なぜアマテラスは女神なのか?などなど1つ1つの項目を読むだけでも楽しいです。ぜひ手にとって読んでみてください。

天皇家99の謎

天皇家99の謎

  • 歴史の謎研究会

関連まとめ

本のまとめカテゴリー


コメントを書く