安倍総理も通う禅寺の住職が説く、人生で本当に大切にしたいこと

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人生を変える禅の教え (宝島SUGOI文庫)

そもそも、巷にあふれる正解は、誰かの言葉だったり、テレビの受け売りだったりしないでしょうか。

冒頭に、筆者である平井さんの生い立ちや禅についてわかりやすく読みやすく書いてあります。
本章の人生を変える禅の教えは5章に分かれています。

仕事のこと

  • 「こだわり」があるうちはまだまだ二流 百雑砕

溢れかえる情報の中でメディアに流される現代人。少し前に流行した「バカの壁」や朝バナナダイエットなどが例に挙げられており、確かになあとうなずいてしまいます。生き方や食べ物ひとつにもこだわりがないと不安な私たちに響く言葉です。

人間関係のこと

  • 才智をひけらかしても人を従わせることはできない 和光同塵

就活でも、会議でも、自分の意見を言うことが求めらる。今日もどこかで炎上するサイト。
日本人本来のコミュニケーション能力を思い出させてくれる、文中の中曽根元総理のエピソードは見習いたいものです。

  • 「私って〇〇な人だから」という自分語りの幼稚さに気づこう 一無暗真人
言われたほうは、何やら許したり受け入れることを強いられているような気になります。
自分らしさに縛られすぎることで可能性を縮めているという言葉が胸に刺さります。

物質的な豊かさのこと

  • 周りに流されて「幸せ」の基準を上げすぎることはない 天上天下唯我独尊

就活生時代、やりがいや特技を活かしたいという仕事の目的に対する欲に縛られて逆に苦しくなっていた自分を思い出します。生物にとって、生きる目的は「生きること」に他ならないのです。

  • 金や若さへの執着は手放すつらさを大きくするだけ 白雲抱幽石
「素敵だなあ」という気持ちが、苦しみに変わる一線を超えないことが大切です。
憧れを知らぬうちに嫉妬に結びつけてしまう自分を見つめなおします。

からだ・生命のこと

  • 病を得たあなたもまた完全な存在である 吾心似秋月

世の中には、人間の力ではどうしようもできないこと、避けては通れないことがたくさんあります。
なかなか受け入れがたいこの現実。
考えても無駄なことは考えない、そんな手段があったのかと目から鱗です。

自分らしく生きること

  • 「世界にひとつだけの花」になるにも忍耐と努力が必要 花開天下春

そんな皮肉を!とツッコみたくなりますが読めばなるほどなと思います。発展開発しつくされた現代でオンリーワンになることは昔よりはるかに難しいことなのかもしれません。花を咲かせる努力を忘れないようにしたいと思います。

感想

禅寺の住職だなんて、特殊な修行を積んだ方だしなあと半信半疑で読み始めましたが、
筆者は決して日常離れせず、本当に私たちの身近な生活に応用できる禅の考え方を提案してくれます。
現代人の豊かさゆえの悩みを解決するのではなく、受け入れることの意味がやっと分かった気がしました。自分の心に響いたものから少しずつ考え方として取り入れればいいのではと思います。
私は、人生のバイブルのひとつに加えようと思った本です。

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